親にとって、子どもは何歳になっても心配の種が尽きることはありません。これは筆者自身の体験談です。些細なすれ違いをきっかけに、ぎくしゃくしてしまった親子関係。しかし、紆余曲折を経た末にたどり着いた、より良い親子関係の築き方についてお話しさせてください。

確執

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子どもを愛おしそうに抱きしめる息子の姿を見て、今まで拗ねていた自分が恥ずかしく思えました。息子は息子なりに懸命に生きており、自分が父親から感じたような不信感を与えまいと、奥さんの連れ子とも真摯に向き合おうとしているように見えました。

そのことに気づいてから、私は息子に干渉することをやめ、彼からの連絡を静かに待てるようになったのです。今もなお、息子は夫と顔を合わせるのを避けており、家に帰ってくることはありません。それでも、私は息子の価値観を尊重しようと思えるようになり、連絡はたまにLINEでやり取りする程度にとどめています。

【体験者:50代・筆者、回答時期:2024年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Illustrator:fumo
ltnライター:RIE.K
国文学科を卒業し、教員免許を取得後はOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。介護士として働く。さらにシングルマザーとして子供を養うために、ファーストフード店・ショットバー・弁当屋・レストラン・塾講師・コールセンターなど、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。

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