筆者の話です。
私の会社はシフト制のコールセンターで、お正月も少人数が出勤します。
大晦日の夜、楽しみにしていた歌番組を見ていると頭痛と関節痛に襲われました。
疲れのせいかなと思い、早めに寝たのですが……。
画像: 一人暮らし50代の私、お正月早々インフルエンザに(泣)人の温かさと備蓄の重要性を痛感しました

発熱

元旦早朝、関節痛で目覚め、体温を測ると38度を超えており、喉も痛くなっていました。
慌ててタクシーを拾い、救急病院に向かうことに。
年末年始ということもあり、待合室は大混雑。
受付で症状を伝えると、隔離され診察を待つことになりました。

診察結果は【インフルエンザA型】、数日間静養が必要とのこと。

薬を処方され、感染予防のため薬局の外で薬を待ちながら、頭の中は仕事のことでいっぱいでした。

上司と同僚に連絡

元々少ない年末年始の出勤人数。
明朝、私は鍵当番(朝一番に出勤して警備解除する当番)とコール管理も任されていました。
しかも、明日は旅行手配部門であるチームの出勤者は私だけ、電話対応の人も手配しなければなりません。

「何かあれば連絡くださいね」
と言ってくれていたチーム員に連絡し、出勤者を確保。
続いて上司に連絡し、

「インフルエンザと診断されました。明日から数日出勤できません。チーム員に連絡し、代替え出勤をお願いしました。鍵当番とコール管理だけ、どなたかにお願いできないでしょうか」

と伝えると、驚きながらも、
「ダメな場合は僕が出るよ」
と快く引き受けてくれ安堵しました。

下がらない熱

薬局で薬を受け取り、病院近くのコンビニでスポーツドリンク数本とおにぎりを3個購入し、タクシーで帰宅。

病気がちな両親にうつすといけないので実家も頼れず、おにぎり3個とスポーツドリンクで過ごした2日間。
なかなか熱が下がらず、5日程度と言われていた静養期間は1週間に及びました。

少しだけ熱が下がった体調の良い時間を見計らい、マスクを何重にもして食料を求める日々。
豪華なお正月料理が並ぶのを横目に、選んだのはカップ麺とレトルトおかゆ。
「簡単に食べられるもの」 と思いながら、少し寂しい気持ちに。

ようやく開けた正月休み

お正月期間が終わり、状況を知った友人が「玄関に置いておいたよ」 と差し入れを届けてくれ、ようやく「一人ではない」 と感じることができた瞬間。
友人の差し入れや上司とチーム員のサポートを受けることができ、心の支えとなりました。

と同時に、一人暮らしの非常時の食料備蓄がどれほど重要かも痛感。
次回からはしっかり備えをして、穏やかな年末年始を迎えたいと思います。

【体験者:50代・筆者、回答時期:2024年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。

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