年賀状のやり取りはだいぶ少なくなってきたと聞きますが、大切なお正月の行事だからと続ける人もいます。そんな中、ダブルスタンダードな人に振り回されることもあるようです。今回は、筆者の知人Cさんが経験したエピソードをご紹介します。
画像: 【我が子の写真入り年賀状】を送ると「やめてほしい」友人に嫌がられた数年後 → 届いた年賀状に「えっ」

憧れていた、子どもの写真年賀状

Cさんは結婚して子どもが生まれてからは、年賀状には子どもの写真を載せていました。Cさん自身、先に結婚出産をした友人から子どもの写真入り年賀状をもらうと、「わ~素敵だな~」、「いつか自分もこんな年賀状を送りたい!」と感じていたのです。
それから、毎年子どもの成長を残すためにスタジオで撮った写真や、家族でキャンプや旅行に行った時の写真を年賀状に載せたところ、親戚やママ友からは好評でした。

まさかの、「やめてくれる?」

ある年明けに、高校生の時からの友人Zさんから連絡が入りました。珍しいなぁと思ったら、「年賀状届いたよ。あのさ、もうこういう幸せアピールしてくるの、お願いだからやめてくれる?」と言ってきたのです。Zさんは独身なこともあり、子どもの写真入り年賀状を貰うことを毛嫌いしていました。ごめんねと謝罪すると、「こういうの嫌いな人結構多いって聞くから、気をつけたほうがいいよ。」と注意されました。
極め付けには、「第一、人んちの子どもの写真を見たって何も思わないし、親の自己満でしょ。」とまで言ってきて、Cさんはすごく悲しくなりました。
それからというもの、親族と仲のいいママ友にだけ子どもの写真入り年賀状を送り、他の人には別のデザインの年賀状を送ることにしました。

意外な人からの年賀状に、驚愕

数年後の年明け、だんだん年賀状の枚数が減ってきたな〜と感じた頃に、意外な人から年賀状が届きました。まさかの、Zさんからだったのです。
しかし、ただの年賀状ではなく、赤ちゃんの写真入り年賀状が届いたのです!
いつの間に結婚したの? と思うのと同時に、あの時私に放った言葉は一体何だったの? と思い返しました。思うところはたくさんありましたが、きっと相手を選んで送ってきているのだろうと思い、自分で自分を納得させることにしました。

後日、高校生時代の別の友人に会う機会があったので、Zさんの年賀状の話題を出しました。「私のところにも年賀状来たよ~しかも、『幸せのおすそ分け』って手書きで一言書いてあったよ。私、妊活中って教えたはずなんだけどね……」と話してくれました。結局幸せアピールかよ! と、まさかの話に驚きと呆れが同時にやってきたCさんなのでした。

【体験者:20代・女性主婦、回答時期:2024年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:南さおり
読者モデルを経て、ライターに転身。仕事柄、美容や装いにこだわる女性たちの心理やリアルに興味を持ち、取材。結婚・出産を機に現在は、育児をしながら、女性としての美や健康も両立する女性を主な取材対象に、いつまでもきれいで美しい人生を送るための秘訣をリサーチし発信する女性向けコラムニスト。女性の人間関係に注目した記事も人気。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.