幼い子どもがいると、どうしても予期せぬトラブルは避けられません。
そんなとき、親の対応次第でその後の人間関係が大きく変わることもあります。
知人のA子も、娘の誕生会でママ友の態度にモヤモヤしたそうです。
A子から話を聞きました。
画像: 【誕生日会の悲劇】60万円の時計を壊した子どものママからの謝罪は、まさかのスマホで送金3千円!?

子どもの誕生日会で起きた「ヒヤリ」体験

A子は、6歳になる年長の娘の誕生日会を自宅で開くことにしました。

仲の良いママ友と子どもたちを招く予定でしたが、A子には1つ気がかりなことが。

以前、よその家で自由すぎる行動が問題になった女の子が参加するのです。

A子は念には念を入れ、大切なものはすべて2階の寝室にしまい、当日も「2階には上がらないでね」と皆にしっかり伝えました。

「お願い」を無視……予感が的中する瞬間

誕生日会が始まってしばらくすると、例の女の子が見当たらないことに気づいたA子。

不安な予感がして2階へ上がると、寝室のクローゼットが開けられ、そこで時計の傍らできょとんとした顔をしながら佇む女の子を発見。そして、中に大切にしまってあったアンティークの置き時計が倒れて壊れてしまっていたのです。恐らくそこで遊んでいる内に時計にぶつかり、倒してしまったのでしょう。

「大丈夫?怪我してない?」と私が声をかけると、女の子は「大丈夫。時計倒しちゃった!ごめんなさーい!」と言いながらバタバタとまた1階へ走って行ってしまいました。

この時計は60万円近い価値があるだけでなく、家族にとって特別な思い出の品。「まさか……」という思いとショックがA子を襲いました。

とはいえ、無邪気に遊んでいた子ども。

目の前にいるその女の子の母親にどう話すべきか悩んでいました。

母親の初期対応にモヤモヤ感が募る………その理由とは?

悩んだ末、A子は女の子の母親にこのことを伝えました。

しかし、母親の反応は「あらら、ごめんなさ〜い。ちょっと目を離した隙に上がっちゃったみたい」と軽い謝罪のみ。

さらに翌日、A子のスマホに3千円が送られてきただけ。

A子は「60万円の時計を壊したのに3千円?」という釈然としない気持ちを抱えました。

それ以上に、家族にとって大切な思い出の品が壊れてしまったことが残念でたまらなかったのです。

再度の謝罪……保険対応により解決へ

後日、女の子の母親は、別のママ友から時計の価値を聞き驚いて、A子に再び連絡をしてきました。

そこまで高価なものだと思っていなかったのかもしれませんが「本当に申し訳ありませんでした」と深く反省した様子で謝罪してきました。さらに、加入している個人賠償責任保険で修理代を負担することを伝えてきたのです。

ようやく誠実な謝罪を受けたA子でしたが、「最初からもっと真剣に向き合ってほしかった」という気持ちは拭えませんでした。

【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2024年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Yumeko.N
元大学職員のコラムニスト。専業主婦として家事と子育てに奮闘。その傍ら、ママ友や同僚からの聞き取り・紹介を中心にインタビューを行う。特に子育てに関する記事、教育機関での経験を通じた子供の成長に関わる親子・家庭環境のテーマを得意とし、同ジャンルのフィールドワークを通じて記事を執筆。

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