タクシーの運転手さんがいい方だと、なんだかその日は幸せな気分で過ごせませんか? 一方、最悪な人に当たるとモヤモヤしてしまいますよね。今回は、私の人生で一番最悪だった、タクシー乗車体験についてお話します。
画像: タクシー代が、往路の3倍!?「乗り逃げは許さんぞ」悪質ぼったくり運転手をスカッと成敗!

タクシーでぼったくり!

とても体調が悪く、仕事への往復にタクシーを利用した時の話です。
打ち合わせも終わり、帰りのタクシーに乗り込んだ私は、自宅までの住所を告げると、疲れからすぐに寝入ってしまいました。

起きてみるとどうでしょう。
なんと会計が、往路の3倍になっているではありませんか。

少しのずれならわかりますが、こちらが眠っていることをいいことに、ぼったくろうとしたのでしょう。さすがに高すぎますが、私が女性だから強く言えないと思われたのかもしれません。

高圧的な運転手

クレームをつけたのですが、やはりというべきか、運転手の態度は横柄でした。
「こっちはナビ通りに走ったんだから、文句を言われても困るよ! 乗り逃げする気か!?」と物凄い剣幕でまくしたててきます。

もしかしたら、以前も高圧的に怒鳴られて、泣き寝入りした女性がいたかもしれない、そう思うと、無性に腹が立ちました。

私はこっそりスマホで録音を開始し、ヒートアップして乱暴な言葉を使う運転手と、あえてしばらく会話をしました。
また相手の名前を確認し、「〇〇さん、この距離でこの値段は高すぎると思いませんか」と会話の中に盛り込みました。

最後に、見せつけるように運転手の名前を撮影すると、彼は一瞬ためらったような顔を見せましたが、それでもメーターに表示されている料金を要求してきたので、私はいったんそれを支払い、車を降りました。
個人タクシーでないことも、確認済みです。

会社へクレーム

帰宅後、すぐさまタクシー会社に電話。
運転手の名前、乗降地点と時間、先ほどの事態と録音データもあることを話して、確認依頼と過払い分の返金を訴えました。

「あんなに怒鳴られては、脅されたように感じて払わざるを得ませんでしたが、納得できません」

録音が功を奏し……

すぐに会社は運転手に確認を取ってくれたのですが、意外にも本人はあっさり認めたとのことでした。録音まではしていないと高括っていたのでしょう。会社側としても、SNSなどに投稿されたくないはずです。

料金の返金を提案されたのですが、あまりに腹が立っていた私は、「それだけではなく、先ほどの運転手さんの処分内容は教えてください」と言いました。

3か月無収入

その後、当該運転手の男性は3か月間謹慎させると、会社から連絡が来ました。その会社の給与体系は歩合制なので、3か月収入がないこととなり、本人にとってかなりきついことだそうです。
処分を知り、改めて相当のひどいことをされたんだなと感じました。

昨今カスハラが問題視されており、自分も嫌な客にならないように各所で気を付けているつもりですが、逆のことも起こりうるんですね。

本来、クレームをつけることに対して抵抗を感じる性格ですが、あの時、毅然とした態度と正当な主張をもって、会社に電話してよかったと思っています。

【体験者:30代・女性自営業、回答時期:2023年11月】

※本記事は、執筆ライターが体験した実話です。個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:大城サラ
イベント・集客・運営コンサル、ライター事業のフリーランスとして活動後、事業会社を設立。現在も会社経営者兼ライターとして活動中。事業を起こし、経営に取り組む経験から女性リーダーの悩みに寄り添ったり、恋愛や結婚に悩める多くの女性の相談に乗ってきたため、読者が前向きになれるような記事を届けることがモットー。

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