親の癖を、子どもが真似することがありますが、家の中だけならまだしも、外でもその癖を披露してしまうこともあるのが厄介なところです。今回は、筆者の友人Aさんの家族の中で起こった子どもの真似っこエピソードをご紹介します。
画像: 夫の憎き【ちょい残し癖】3歳娘が真似してしまい → 思わぬ場所からのクレームに、母は赤っ恥!

夫の癖は、ちょい残し

Aさんの夫は、飲み物をちょい残しする癖があります。コップでもペットボトルでも、それこそ大好きなお酒の缶でも、あと一口二口の量を必ず残すのです。残してからだいぶ時間が経った頃になって、思い出したかのように飲み干す時もあるのですが、結局飲まずに捨ててしまうことがほとんどなのです。
「どうしてちょっとだけいつも残すの? もったいないよ。」とAさんが言っても「誰も困らないからいいじゃないか」と夫は言うのです。困るか困らないかで言ったら、塵も積もれば山となると言うように、生活費を捨てていることになると訴えても、夫の胸には響きませんでした。

娘も残すようになった!

そうこうしているうちに、3歳になった娘までもが飲み物をちょい残しするようになってしまいました。これは良くないとAさんは思い、「ほら、パパの真似しちゃってるじゃん!」と夫に訴えたら、「パパは大人だからいいけど、子どもはダメなんだぞ」と、屁理屈を娘に伝えていました。そんな話を理解できない娘は、飲み物をちょい残ししてしまう日々を送っていました。

保育園にまで影響が……

ある日、保育園のお迎えの時に、先生からちょっとだけお話があると言われ、別室に通されました。一体何があったのだろうとAさんは不安に思っていたら、担任の先生がやってきました。
「実は、娘ちゃんが給食の時や休憩の時に、お茶を残すんです。それも、たくさん残すのではなく、最後の一口くらいを必ず残すようにしていて、しかも頑なに飲もうとしなくて」と担任の先生から言われてしまったのです!「申し訳ありません。家の中でもそういう癖がついてしまっていまして……ご迷惑おかけします。」と顔を真っ赤にして恥ずかしい思いをしながら、Aさんは担任の先生に謝罪しました。

娘と帰宅したあと、夫が帰ってきた時に、その日の保育園で聞いた話をしたところ、娘は、「おうちでパパがこうしてるから、飲み物はそうするものだと思っていた」と話してくれました。

目の前で聞いていた夫もこれにはぐうの音も出なかったようで、その日からちょい残しをすることはなくなりました。「やればできるじゃない!」と嬉しいような呆れたような、そんな気持ちのAさんでした。

【体験者:20代・女性主婦、回答時期:2024年11月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:南さおり
読者モデルを経て、ライターに転身。仕事柄、美容や装いにこだわる女性たちの心理やリアルに興味を持ち、取材。結婚・出産を機に現在は、育児をしながら、女性としての美や健康も両立する女性を主な取材対象に、いつまでもきれいで美しい人生を送るための秘訣をリサーチし発信する女性向けコラムニスト。女性の人間関係に注目した記事も人気。

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