筆者の叔父の話です。
健康診断で要再検査となり、病院を受診したところ末期がんと診断され、入院。
前日まで農作業をしていた叔父、入院当初は体力がありあまっており、体を動かしたくて仕方がなかったようでした。
画像: 末期がんで入院中の患者に「どうせ、もうすぐ食べられなくなる」看護師の残酷な発言が、悲しかった

病院内を散歩

叔父は、体力が落ちないように病院内を散歩したり、散歩のついでに売店に寄っては買い物をしていました。
食事量が病院食では足りず、「お腹が減る」 「眠れない」 と言って、パンやおにぎりなどを買っては、看護師さんの目を盗み、食べていたようです。
病院にご迷惑をかけていたことは重々承知していましたが、家族はそんな姿をとても嬉しく思っていました。
少しでも長く、元気でいてほしかったからです。

冗談で言ったのに

ところが、そんな叔父の行為を担当の女性看護師Aさんは良く思っていなかったようでした。
確かに、病院内をうろうろしたり、病院食以外の飲食をしたりすることは、食べられない他の患者さんの目もありますし、所在もわからなくなることもあるため困る行為だったのでしょう。

ある日、パンを隠しているところを見つかった叔父がAさんに
「こんなに食欲があるのに、本当に病気なのかなあ。」
と冗談を言いました。するとAさんは、
「大丈夫です。もうすぐ食べられなくなりますから!」
と吐き捨てるように強い口調で言い、部屋を出て行ったそうです。

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