今のご時世、子供のプライバシーには敏感になってしまいますよね。軽い気持ちでアップした映像が、大きな危険につながるかもしれません。今回は、筆者の友人・A子がママ友とのSNSトラブルについて話してくれました。
画像: 娘を勝手に撮らないで!でも【SNS中毒ママ友】は「イヤよ!」と拒否 → 行き着いた『苦肉の策』

ママ友仲間

私は、4歳の娘をもつ専業主婦です。同じマンションに住むママ友たちと、家の前の公園で毎日子供たちを遊ばせています。

ある時、同じく幼稚園児の男の子ママであるB子が引っ越してきて、私たちに仲間入りしました。

子供の動画、SNSに上げまくり!

ところが、B子には困ったところが’ありました。
可愛いのはわかるのですが、遊ぶ子供たちの動画を常に撮影し、撮ったそばからSNSにアップしていくのです。

自分の子供だけならまだしも、他の子まで写りこんでいるので、私たちは不安になりました。
顔もバッチリわかる映像ですし、撮られた場所だって家の目の前なんです。
誰でも閲覧できるSNSに我が子のプライバシーが公開されることは、母として看過できませんよね。

そこで、SNSへの無闇な子供の顔出しは危険だと考えていること、他の子が写っている投稿は消してほしいことを彼女に伝えました。

「思い出だから、消したくない! 」

てっきり同意してくれると思ったのですが、B子は首を縦に振りませんでした。

「え~! 気にしすぎじゃないですかぁ~? せっかく投稿した思い出なんだから、消したくないですよ! 」と、悪びれないB子に、私たちは唖然。

なんとか解決したいと思うものの、B子のために遊び場所を変えるわけにもいかず、また、仲間外れのような真似もしたくありません。

子供の手前、できればB子にことの重要さをしっかりわかってもらい、これまで通り仲良くしたいと思い、みんなで知恵を絞りました。

「撮影禁止! 」

数日後、公園に現れたB子は、びっくりして苦笑い。

そこには「撮影禁止! 」と大きく書かれたおそろいのTシャツを着た子供たちがそろっていたからです。
そう、私たちママ友が作成したTシャツです。もちろんB子の息子さんの分もあるので、笑顔でそれを手渡しました。

SNSのルール

さすがのB子も、そんなTシャツを着た子供たちを撮る気にはなれなかったよう。
また、それほど大きな問題だったんだとわかってくれたようで、謝罪と投稿の削除をしてくれました。

悲しいことですが、世の中は危険であふれています。子供たちの安全は、私たち大人がしっかり守らなければいけません。子供にスマホを持たせるときがやってきても、SNSの使い方についてはきちんとルールを決めるつもりです。

【体験者:40代女性・専業主婦、回答時期:2024年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:大城サラ
イベント・集客・運営コンサル、ライター事業のフリーランスとして活動後、事業会社を設立。現在も会社経営者兼ライターとして活動中。事業を起こし、経営に取り組む経験から女性リーダーの悩みに寄り添ったり、恋愛や結婚に悩める多くの女性の相談に乗ってきたため、読者が前向きになれるような記事を届けることがモットー。

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