ママ友との距離感に悩んだ経験がある人も多いのではないでしょうか。「子どものためにも、親同士も仲良くしないと」と思い、プレッシャーに感じることもありますよね。今回は子育て中の友人A子が、ママ友とのあいだに起こったトラブルのエピソードを聞かせてくれました。
画像: 自分の子がケガをさせても「子どものしたことだから」と流すくせに──ママ友の【子育て論】にモヤッ

幼稚園児の喧嘩

私には4歳の娘がいます。ある日、娘が珍しく幼稚園でお友達と喧嘩をして帰ってきました。
お互いに怪我をしたわけでもないし、先生からも事情を聞いて、大したことはなさそうだったので見守ることにしたのですが、相手の子の母親であるY美からは、「先生はどっちもどっちだって言ってたけど、うちの子に聞く限り、A子ちゃんの子の言い方がきつかったと思うよ!」と非難めいた連絡がきました。

子どもの軽い喧嘩なのに……と思っていると、「子どもの喧嘩は親の喧嘩でもある! A子ちゃんも自分の子育てと向き合って反省して、しっかり受け止めて!」とまで言われ、うんざり。
結局、先生を交えて話し合い、その場は収まったものの、モヤモヤとしたものが残りました。

絶えないトラブル

しかし、これはまだ序の口に過ぎなかったのです。その後も、Y美の子どもとのトラブルは頻発しました。
しかも、Y美の子どもは乱暴で、娘が怪我をさせられることも何度もありました。ところが、先生を通して伝えてもらってもY美は「子どものことだから」と軽く流すだけで、謝罪の言葉も形ばかり。

自分の子どもが加害してるのに、そういう態度はどうなんだろう……とムッとしましたが、それでも娘にとってはお友達なので、私も我慢していました。

ついに娘が拒否!

しかし、娘も次第に「一緒に遊びたくない……」と訴えるようになり、私もY美との関係に限界を感じるようになりました。

そこで、ついに意を決して「親子ともに少し距離を置いたほうがいいと思う」とY美に伝えることに。すると、Y美は「えーっ、親は親、子どもは子どもでしょ? 親同士はこれからも仲良くしようよ!」と、まるでこちらの言葉を理解していないかのような反応。

以前の言葉が忘れられず

確かにそういう考え方もあるでしょう。しかし、Y美は以前「子どもの喧嘩は親の喧嘩でもある」と言っていたはず。
矛盾していると感じると同時に、Y美に悪気はないのでしょうが、自分の子どもが起こしたトラブルにもきちんと向き合おうとしない姿勢、そして、これまで積み重なってきたモヤモヤした感情が込み上げてきて、今後も仲良くしていく自信など、到底持つことができませんでした。

それからは、あいさつ程度の最小限の関わりにとどめています。
Y美は私が距離を置いていることに気づいていないのか、以前と変わらずに接してきますが、娘のためにも私は私なりに線引きをすることに決めました。

皆さんならこんな時、どう対応しますか?

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2024年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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