婚約指輪について、夫の後輩から謎のマウントをとられた筆者。失礼極まりない彼女の言動に、ついムキになって応戦してしまったエピソードです。
画像: 人の婚約指輪に「センスないね(笑)」ブランドマウンティング女と熾烈なバトル! → スカッと撃退

婚約祝いの夜

私(30代)の体験談。
夫であるT男の学友たちが、私たちの婚約を祝うために開いてくれた、飲み会でのできごとです。
この夜私は、とんでもない女性に出会い、女同士の熾烈なバトルを繰り広げてしまうのです―。

指輪のブランドにこだわり、勝ち誇るA子

「遅くなってごめんなさーい! あ、これがT男さんの奥さん!?」
そう話しかけてきた女性は、A子と名乗りました。T男の後輩で、彼女も最近結婚したばかりだといいます。

こちらも自己紹介をしようとすると、A子は突然「婚約指輪は!? 見せて!!」と、私の左手をガシッと掴みました。突如のことに驚きましたが、とりあえずされるがままにしていると、A子は指輪を執拗に眺めながら「ふ〜ん、大きいじゃん。どこのブランド!?」と尋ねてきます。
この時点でだいぶドン引きしていたものの、場の空気を壊したくなかったので、某ブランドのものだと答えました。

その瞬間、パッと顔を輝かせる彼女。
「え〜、(高級フランスブランドの)〇〇じゃないんだ~。残念〜」と、勝ち誇った顔で言ってきたのです。

さすがに耳を疑いました。T男だって隣にいると言うのに、なんてことを言うのでしょう。
私のために、人生で一番高い買い物をしてくれた夫の気持ちをバカにされた気がして、猛烈に腹が立ちました。

女同士の熾烈なバトル

ふと彼女の左手を見ると、結婚指輪が目に入りますが、婚約指輪はしていないようです。
A子のような女なら、これみよがしに付けてきそうなもの。
もしかして、自分の指輪に納得がいかなくて、他人のものにケチをつけているのかもしれない。
そう思った私は「A子さんの婚約指輪はどこのものなの?」と聞いてみたのです。

すると、横からT男の親友が茶々を入れてきました。
「A子の旦那は婚約指輪いらない派で、絶賛喧嘩中なんだよな(笑)」
A子の顔は真っ赤。

「それなら、あまりダイヤを見る機会がなくて、◯◯しかブランドを知らなかったのかな? 〇〇も素敵だけど、私は小さい頃からこのブランドの指輪でプロポーズされることが夢だったの。だからそれをT男が叶えてくれて、とても幸せだよ!」
今思えば大人気なかったのですが、言ってやらずには気が済みませんでした。

悪気はなかったのでしょうが、不機嫌そうな顔をして、他のメンバーのところへ行ってしまったA子を見て、正直かなりスカッとしました。

夫が女性不信に……!?

彼女とのバトル以降、夫は、私にプレゼントを選ぶとき「これは女同士の戦いに勝てるかな?」と聞いてくるようになってしまいました。
「あなたからもらったものなら、なんでも嬉しいよ♡」と答えるのですが、どうやらその言葉は信じられないみたいです。

【体験者:30代・女性経営者、回答時期:2023年6月】

※本記事は、執筆ライターが体験した実話です。個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:大城サラ
イベント・集客・運営コンサル、ライター事業のフリーランスとして活動後、事業会社を設立。現在も会社経営者兼ライターとして活動中。事業を起こし、経営に取り組む経験から女性リーダーの悩みに寄り添ったり、恋愛や結婚に悩める多くの女性の相談に乗ってきたため、読者が前向きになれるような記事を届けることがモットー。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.