多様性の尊重される時代において、結婚するもしないも、結婚式を挙げるかどうかも、それぞれの考えや生きる環境に準じていくものです。実際に私自身も入籍はしていますが、結婚式は挙げておらず今後も挙げる予定はありません。今回は筆者の知人が体験した『結婚式』に関するエピソードを紹介します。
画像: 夫婦「結婚式はナシにしようね!」義母「絶対に挙げないとダメ!」と猛反対 → まさかの行動に!

「結婚式はナシにしようね!」

長年交際した彼と、この度結婚することになりました。彼との話で、入籍後ウエディングフォトの撮影はするけど、結婚式は挙げないことに決まりました。

というのも、私たち夫婦は東京で知り合い、恋人期間のうち多くの時間を東京で過ごしています。

そして私の地元は九州にあり、彼の地元は東北。結婚後は彼の地元である東北で生活することになっています。

共通の友達の多くは東京にいて、それぞれの旧友はバラバラに離れた場所で暮らしている状況です。

どこで結婚式を挙げるにしても、参列者が大変であることと、本当に来てもらいたい方に来てもらえない可能性が高いことから、夫婦2人でしっかり話し合ったうえで結婚式を挙げないという決断をしました。

義母の言い分

結婚式は挙げないとお互いの両親にも伝えたうえで、私たちは入籍したのですが、いざ入籍すると義母が意見を曲げてきました。

「絶対に結婚式は挙げないとダメ。」と言い始め、最初は旦那や私が理由を話して断ったのですが、その後もひんぱんに「やっぱり結婚式は挙げないとダメ。」「どうにか考え直してくれ。」としつこく結婚式を挙げるよう強要されました。

何度頼まれても断り続けた結果、ようやく義母は結婚式を強要してくることがなくなり、やっと納得してくれたんだと安心していたのですが、実は義母は私たちの知らないところですでに行動を起こしていたのです。

強行突破

義母が結婚式について触れなくなって数カ月後のある日「式場を予約しました。演出や引き出物もすべて準備済みだから、あなたたちは出るだけでOKよ。」と連絡を受けました。

義母は頑なに結婚式を断る私たちの意見を尊重してくれたのではなく、強行突破で結婚式の準備をしていたのです。新郎新婦となる私たちに何の相談や確認もなく、どうして結婚式が開催できるのか疑問でしたが、義母は結婚式場の方に「息子夫婦たちは仕事が忙しくて来られないから、自分に一任されている」と言っていたそうです。

結局、友人は呼ばずに親族だけで集まる形で結婚式を挙げました。良かれと思ってしてくれたのかもしれませんが、思い通りにいかないと強行突破する義母の強引さに今後の付き合いが不安です。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2024年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Emi.A
夜の世界での接客業を経て、会社員に転身。その経験を生かして、男女の人間関係を中心にコラムを執筆。結婚と出産の際に会社員として苦労した経験を経て、働く母親世代の思いにも寄り添うべく、執筆業専門に転身。現在は、男女関係、ワーキングマザーのリアルを描くライティングを行う。


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