いつまで経っても子離れできていない母親・父親っていますよね。
子どもを想う気持ちはとても素敵ですが、そのせいで周りに迷惑をかけていることに気づけていない人もいるようで……。
今回は筆者の友人から聞いた、息子溺愛系義母に困ったエピソードをどうぞ。
画像: 自身を【ママ呼び】する義母!生まれた孫に「私がママでちゅよ♡」5歳の誕生日、孫がナイスな一言!

義母は息子大好き

私にとって、義母はとても厄介な存在でした。

というのも、息子である夫を溺愛していて、私が何をするにも口出ししてくるから。

「息子にちゃんと食べさせている?」
「部屋が埃っぽいわね」
「ママは息子の健康が心配だわ~」

自分のことを『ママ』と呼び、1か月に1回以上はアポをとることもせずに必ず我が家にやってきて、いろいろダメ出ししていく義母。

夫も優しすぎる性格が仇となり『母さんずっと1人だったから』『申し訳ないけど嫌いにならないであげて』と義母の肩を持つ始末。

結局、私が義母の小言に我慢する生活が続いていたのです。

待望の孫

それからしばらくして私は妊娠が発覚。

辛い出産を乗り越え、無事にかわいい息子が産まれました。

すると義母、今度は私の息子の母親気取りをするように!

「私がミルクあげるわ」
「私が抱っこするから大丈夫」
「よちよち、ママでちゅよ~」

私も自分のことを『ママ』と呼ばせたいのに、義母まで何度注意しても自分のことを『ママ』と呼ぶので、息子が混乱しないか心配でした。

その後も息子の誕生日や保育園の入園式に運動会など、大事なイベントに義母は必ず駆けつけて、私を押しのけるように息子を抱っこしたりかわいがる始末。

苛立ちつつも場の雰囲気を壊さないよう気を遣っていました。

それから時は流れ息子の5歳の誕生日。
相変わらず息子にベッタリの義母にイライラしていると……。

息子よ、ナイス!

「なんでおばあちゃんなのにママって呼ばせようとしてくるの?」
「僕のママは1人だけだよ」

そう息子が言って、私に抱きついてきたのです!

これを聞いて義母は呆然。
さらに、追い打ちをかけるように息子は夫にもチクッと。

「パパもおかしいよ」
「おばあちゃんのことばっかり」
「僕はママが一番大好き!」

その後

息子から注意されて夫もしょぼんと落ち込み、それからは義母より私を優先してくれるように。

義母も自分を『ママ』と呼ばなくなり、ようやく適度な距離感で付き合えるようになりました。

2人とも悪気はなかったのでしょうが、息子の発言に大感謝です!

【体験者:20代・女性会社員、回答時期:2024年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にltnでヒアリングと執筆を行う。


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