どれだけ親しい間柄でも、横柄な態度をとられれば少なからず不快な気分になりますよね。
関係がこじれ、疎遠になる原因になることも。
今回は、『お前呼び』してくる友達に長らく悩んでいたという、筆者の知人A子から聞いたエピソードをご紹介します。
画像: 『お前呼び』してくる男友達 → 同じように振舞うと「ありえないわ」って、人のこと言えないでしょ!

男友達

私が最近、縁を切るか本当に悩んだ男友達T男のお話です。

T男とは、とある社会人テニスサークルで出会いました。

たまたま通っていた高校が同じで、ほとんど歳も変わらないということもあり、すぐに打ち解けた私たち。

羽目を外しすぎて空気を凍らせるところが玉に瑕だったものの、お調子者のT男と話すのはとても楽しいものでした。

でも、仲良くなればなるほど、気になることが……。

お前呼び

「お前、テニス下手すぎ」
「お前はこのあとどうする?」

T男は私の名前を知っているにもかかわらず、ずっと『お前呼び』してきていたのです!

『仲良くなった証拠だよ』という人もいましたが、私はどうしても不快感が拭えませんでした。

『お前』と呼ばれると、何だか見下されているような気持ちになるからです。

同じことをしてみたら?

そこで、あるとき私もT男を『お前呼び』してみました。
すると、T男はすぐにあからさまに不満げな顔つきに。

「お前呼びはやめてくれる?」
「気分悪いんだけど」

そううんざりしたような表情で言われて、ついカチンときた私。

「そっくりそのまま返します」
と言って、これまでのT男との会話の録音を聞かせてやったのです。

『念には念を』と思って録音していたものが、効果テキメン!

「え、俺こんなにお前って言ってる?」
「まじか、A子ごめん」

無意識に『お前呼び』していたようで、ようやく気づき謝罪してくれました。

その後

悪気はなかったようですが、私以外にも何人かサークル仲間をお前呼びしていることを伝えると、青ざめつつも一人ひとりに謝罪しに行くT男。

彼の素直さのおかげで、それからはもっと距離も縮まって、仲良くなれています。

【体験者:20代・女性会社員、回答時期:2024年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にltnでヒアリングと執筆を行う。


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