姑から孫へ「ママみたいになっちゃダメ」「ちゃんとお金を稼がなくちゃ」パートの嫁への嫌味にイラッ！

専業主婦を経てパートに

A子は2人目の出産を機に、10年以上勤めた会社を退職。しばらく育児に専念していました。しかし、下の子が幼稚園に入園し慣れてきたタイミングで、自宅近くにある会社で事務のパートを始めることになりました。

小学校に通う6歳の長女を見送り、3歳の次男を幼稚園に送っていったあと、朝9時から午後3時までの勤務です。子育てにも理解ある会社で子どもの体調不良や行事等での休みもとりやすく、人間関係も良好だったため楽しく働けていました。

パートの嫁に納得がいかない姑

しかし、パートとして働くA子のことをよく思っていない人がいたのです。それは、女性として企業の重役を勤め上げ、現在も非正規ながらバリバリ働いている姑でした。

A子がまだ30代前半にもかかわらず、専門職でも正規職員でもない事務のパートとして働いていることに不満があるようでした。

姑「お母さんみたいになったらだめよ」

姑は「Sくんのお嫁さん、看護師なんだって！」「Kくんとこのお嫁さんは、学校の先生らしいわよ～！ 忙しそうね～」と夫の同級生のお嫁さんの職業をやたらとA子の前で言ってきます。A子はそのたびに「すごいですね～ハハハ～」と笑うしかありませんでした。

しかも、姑が6歳の長女に向かって「お母さんみたいになったらだめよ！ ちゃんとたくさんお金を稼がなきゃ！」と言っているのを聞いてしまったのです。

姑の意見は無視！

確かにA子が稼ぐ額は、正社員だったときと比べると多くはありません。しかし、今のパートとしての働き方は仕事と子育てのバランスがちょうどよく、理想の形です。また、今の生活スタイルにA子も夫もなんら不満はありません。

それにもかかわらず、姑がそんなふうに自分のことを思っていたのかと思うと、A子は悲しくなりました。「不出来な嫁で悪かったですね！」と一瞬言ってやろうかと思いましたが、今後姑との関係が気まずくなる方が面倒なので我慢することに。A子は姑の言っていることは完全に無視して、これからも自分たちが納得して決めた働き方を続けていこうと思っています。

大人な対応を選んだA子。いくら義理の親だからとはいえ、息子夫婦が決めたことに口出しするのはいけませんよね。こういった言動を繰り返していると、息子や嫁だけでなく、孫たちからも煙たがられる存在になっていくということに姑は早く気付いてほしいものです。

【体験者：30代・女性パート、回答時期：2024年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター：ichika.K
2児の育児を機に、ママの悲喜こもごもを描くライターとしての活動をスタート。子育てメディアなどの執筆を経て、独立し現在はltnでコラムを連載中。大手企業の総合職でのOL経験、そこから夫の単身赴任によりワンオペでの育児を行った経験から、育児と仕事を両立するママの参考になる情報を発信すべく、日々情報をリサーチ中。