つかず離れず、義家族との付き合いは適度な距離感が理想ですが、現実は難しいですよね。今回は、義姉から嫁イビリされた友人のエピソードをご紹介します。義姉からひどい嫌がらせをされた友人が夫に伝えると、夫は信じられない言葉を口にしたのです。
画像: 「だって存在感薄いから(笑)」出先で、私を一人置いて車で帰ろうとした【イジワル義姉】にイラッ!

義姉からの嫁イビリ

A子は、義姉から嫁イビリをされていました。A子が話しかけても無視されたり、チクっと嫌味を言われたり、A子のお菓子だけ用意されていなかったり。
些細な嫌がらせですが、会うたびに繰り返されると、ダメージは蓄積されていきます。

夫にも相談しましたが、「姉に悪気はない。元々そんな性格」の一点張り。
A子のために動いてくれることはありませんでした。

もう我慢できない!

A子は控えめな性格で、おとなしそうな見た目です。
義姉はそんなA子をなめ切っていたようで、あるとき「悪気はない」とは言えないひどい嫌がらせをしかけてきました。

A子が義姉の車で買い出しに行ったとき、義姉はA子をお店に置き去りにしたのです。
店内で別行動で買い物をして、後で待ち合わせする約束でしたが、時間になっても義姉は現れません。
義姉に電話をしても出てくれず、何度もかけてようやく出てくれましたが「あっ、ごめんね。忘れちゃった! だってA子って存在感がないから〜」とバカにしてきたのです。

そこは田舎で、公共交通機関で帰ることはできません。
義姉はニヤついた表情でA子を迎えにきて、ちゃんと謝ってくれることはありませんでした。

キレた妻、慌てる夫

A子は、お店に置き去りにされたことを夫に伝えました。
さすがに怒るだろうと思ったA子でしたが、夫の口から出てきたのは、信じられないセリフでした。
「姉さんに悪気はないよ。許してあげて」

これには、温厚なA子もキレました。
これで悪気がないだと?!
A子はついに我慢の限界に達し、実力行使に出たのです。

A子は夫に「存在感がない私なんて、いてもいなくても困らないよね」とラインを送りました。
そして、行き先を言わずに家出を決行。
スマホもオフにして、連絡を断ったのです。

義姉とソフト絶縁をすることに

ここでようやく、妻が本気で怒っていることに気づいた夫。
夫は事態を収束させるため、「なんでA子に嫌がらせをしたんだよ!」と、姉に理由を尋ねると、「高学歴を鼻にかけているところが気に入らない」「A子の澄ました顔を見るとイラつく」と答えました。何か気に入らないことを気付かぬうちにしていたのかもしれませんが、これまでA子が学歴自慢をしたことはないため、ほぼいちゃもんに近い理由です。

まともな理由はなく、夫は頭を抱えました。
夫「このままA子が帰ってこなかったら、どうしよう。離婚になったら姉さんのせいだからな!」と姉を責めると、しぶしぶ反省の態度を見せました。

会うとお互いにストレスになるため、義姉との付き合いは冠婚葬祭だけにする「ソフト絶縁」をすることに決めました。
A子は「何度も相談したのに、あなたはまともに取り合ってくれなかった! あなたにも責任はあるからね! 次はないよ」と、夫に釘をさし、自宅に戻ったそうです。
おとなしい人ほど、キレると予想外な行動をとるものだ、と驚いたエピソードです。

【体験者:30代女性・会社員、回答時期:2023年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:江田愉子
団体職員を経て、ライターに転身。男性が管理職、女性多数が一般職の職場にて、女性と仕事、男女平等参画に関する様々な理想と現実に直面し、それを記事にすることを志す。以来、組織に所属する女性を中心にヒアリングを重ね、女性が生きやすい社会生活に関するコラムを執筆中。


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