健全なコミュニケーションを行う為には、お互いに歩み寄りの精神が大切ですよね。
ですが中には、相手の都合などお構いなしに、エゴを貫き通そうとするケースもあるので要注意です。そこで今回は、筆者の知人女性Aの体験談を紹介しましょう!
画像: 仕事があると断っても、しつこく「カフェで語りましょうよ!」自分勝手なママ友に振り回された話

ママ友の誘い

知人女性Aは、一児の母です。ちなみに子どもは4歳の女の子で、保育園に元気に通っていました。
多くの友人に囲まれて、楽しい保育園生活を送る娘のことを微笑ましく思うAでしたが、そんなAにも1つだけ悩みがあったのです。

娘の友達の母であるママ友が、保育園の送迎の度にAに「カフェで語ろう!」と誘ってきたのでした。
「子ども連れOKのカフェを知ってるから、これから行きましょうよ! 私、Aさんと語りたいことがいっぱいあるのよ~」

そう思ってくれること自体は有難いのですが、家でリモートワークを行っていることもあり、正直、Aには送迎後にカフェに寄っている余裕はありません。

いくら断っても意味なし

「帰宅後は早めにリモートワークをしなきゃいけないから、申し訳ないけど、カフェには行けません」
Aが丁寧に断ると、ママ友はあからさまに不機嫌な顔になりました。
オマケに懲りる様子がなく、それからも連日のようにAのことをカフェに誘ってくるではありませんか!

なのでAもさすがに折れて、2回程カフェに付き合いましたが、ママ友はそのあともほぼ毎日「行こうよ~」と誘ってきます。
カフェに行くとそれだけで1回千円程の出費となりますし、時間も1時間程消費してしまいます。
これはリモートワークを生業にしているAにとって、かなりの痛手です。
なのでさすがに我慢の限界を迎えたAが「ごめんなさい。当分、カフェには行けそうもありません」と断ると、そこでママ友が意外な行動に出ました。

間に入る保育士さん

するとママ友は、保育園内で他の保護者や子どもの目もあるというのに、顔を真っ赤にしてワンワン泣き始めました。
「酷い! うちの娘だって、あなたの娘と仲良くしてあげてるのに! どうして私には、こんなに冷たいのよ!」

そんなママ友の大騒ぎぶりを目の当たりにして、2人の娘の担任である保育士さんが仲介に入ることとなりました。
そこでママ友の主張を一通り聞いた後、保育士さんはこのように言いました。

「お気持ちは分からなくもないですが、Aさんもお仕事で忙しいんです。なのでその事情も考えて、今後は誘うのを控えた方がよろしいかと思います」
てっきり保育士さんが同調してくれると思っていたママ友は呆気に取られながらも「フン! 誰がアンタとなんか2度と仲良くするもんですか!」と捨て台詞を吐いて去って行ったそうです。

こうしてAとママ友は、保育園内でも必要最低限の交流しか持たなくなりました。
話したいと思ってくれる気持ちは有難いですが、相手の状況も考えてもらいたかったですね。娘同士は相変わらず仲良しだというので、お互いにこの距離感を保持するのがベストでしょう。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2024年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:六条京子
ティネクトのエッセイコンテストで大賞を受賞したのをキッカケに、ライター活動開始。街コンや女子会に積極的に参加して、インタビュー対象を探す日々。Xでも「六条京子@Webライター(@akasinokata321)」として発信を行う。


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