日頃、身に着けるということもあって、ファッションには嗜好が顕著に現れますよね。
だからこそ、他人のファッションを否定することなく、尊重するのがマナーというものでしょう。
しかし残念なことに、ファッションの在り方に対して口出しされてしまうケースもごく稀にあります。
そこで今回は、筆者の体験談をご紹介しますね!
画像: 「ダサいブランドの服ですね(笑)」「えっ」同僚の【無神経な発言】にドン引き → まさかの結末が!

ファッション談義に花を咲かせる

これは私の前の職場でのエピソードです。
私は当時、お昼休みに同世代の女性Yと雑談に花を咲かせていました。
お互いに年齢が近いということもあって、Yと仲良くなりたいと思っていたのです。

そんなある日、私はYと恋バナをしていました。
「今度、街コンで会った人とデートするんですけど、Hっていうブランドの服を着ていくつもりなんですよ~」
そう告げると、Yから思わぬ反応が返ってきました。

胸にチクリと違和感

「あのブランド、量産型女子って感じで私は苦手なんですよ。なんか、ダサくないですか?」
Yの言葉を聞いて、正直、私は傷付いていました。
Hというブランドが好きというのもありますし、それを愛用している自分自身が「ダサイ」と否定された気持ちになったのです。

それから私は、Yとは自然と疎遠になりました。
また、あのように傷付くのが怖かったので、お昼休みの最中も読書に熱中するようになったのです。
しかし後日、私はYに関する驚きの話を耳にしました。

劣等感の裏返し

その職場を辞め、Yとの縁もすっかり切れた私。後日、元職場の仲間から、とある話を聞きました。
「Yさん、洋服にかなりのお金を掛けていたんだけど、話によると借金まみれだったらしいわよ。クレジットカードで無理なローンを組んでいたみたい」

Y自身、服に対するこだわりが強かった為に、ローン地獄に陥ってしまったようです。
そんなコンプレックスのストレスもあって、私に意地悪な発言をしたのかもしれません。

人それぞれファッションにこだわりはあると思いますが、自分の好みに合わないからといって他人を否定するような発言をしないのが大人のマナーだと、改めて実感したエピソードでした。

【体験者:30代・筆者、回答時期:2024年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:六条京子
ティネクトのエッセイコンテストで大賞を受賞したのをキッカケに、ライター活動開始。街コンや女子会に積極的に参加して、インタビュー対象を探す日々。Xでも「六条京子@Webライター(@akasinokata321)」として発信を行う。


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