知人は、夫に隠された借金があることを知ってしまいました。それだけでも腹が立つのに、借金の理由を知ってさらに激怒! 借金には夫が猫かわいがりしている義妹が絡んでいたのです。知人から聞いた驚きの借金エピソードをご紹介します。
画像: 妻に内緒で【借金】をしていた夫「妹のため」何か怪しい、、、義母が白状した『借金の使い道』に激怒!

夫の借金が発覚!

A子はある日、夫に届いた郵便物に違和感を抱きました。
聞いたことがない企業からのシンプルな封筒で、ダイレクトメールとは違う雰囲気。
女はときとして、謎の直感力が働くもの。
「何か怪しい」と察知したA子は、良くないこととわかりながらも、夫あての郵便物を開封しました。

中の書類を確認したA子は、自分の直感が正しかったと確信。
それは、消費者金融の督促状だったのです。
夫の借金を知らなかったA子は帰宅した夫に督促状を突きつけ、「これはどういうこと?」と問い詰めました。

借金の理由は?

動かぬ証拠を突きつけられた夫は観念して、正直に借金のことを白状しました。
「ごめん。親から頼まれて、義妹の奨学金の返済を手伝ってた」と、言うのです。

夫は、「義妹は最近仕事を辞めたばかりで、返済が難しくなったから」と奨学金を肩代わりした理由を説明しましたが、A子は納得しませんでした。
なぜなら両親は裕福で、義妹が奨学金を借りる必要があるとは思えなかったから。

本当に義妹の奨学金だったとしても、わざわざ金利が高い消費者金融から借りるのはおかしなこと。
A子に相談なしで勝手に肩代わりしたことも、疑惑を深めることになりました。

『夫には隠し事がある』
そう確信したA子。
ギャンブルで散財したか、夜のお店でお金をつぎ込んだか。

問い詰めても正直に言わないだろうと思ったA子は、義母に電話をして確認することにしました。
「義妹の奨学金を返済していると言ってますが、本当ですか? しかも、親から頼まれたと言ってます」と。

借金の使い道に激怒!

義母はショックを受けたようで一瞬無言になった後、申し訳なさそうな声色で「心当たりがある」とA子に事情を説明してくれました。
夫は「義妹は最近仕事を辞めた」と言っていましたが、それは義妹の社内不倫がバレたため。
しかも、不倫相手の妻から200万円の慰謝料を請求されていたのです。

貯金がなかった義妹は両親に泣きつきましたが、彼らは娘を甘やかしませんでした。
「大人なんだから、やったことの責任は自分で取りなさい。働いて、自分で慰謝料を払いなさい」と突き放したのです。

義妹が次に頼ったのが、兄であるA子の夫。
A子の夫は年が離れた妹を猫かわいがりしていたため、甘えてきたのです。

A子の夫は妹にお金を渡したかったけれど、その金額は200万円。
妻に黙って渡せる金額ではなかったため、消費者金融で内緒でお金を借りることに。
ところが自身の小遣いでは返済が間に合わず、督促状が届く事態になったのです。

A子は借金の理由を知り、大激怒。
「不倫の慰謝料の肩代わりなんて、何考えてるの?!」と、夫に詰め寄りました。
ところが夫は反省もせず、「義妹がかわいそうだと思わないのか?!」と逆切れ。
「思わないよ! 自業自得でしょうが!」とA子は夫に吐き捨てました。

なめきった義妹に制裁を!

慰謝料の支払いを押し付けてきた義妹ですが、その後兄に返済しようとしませんでした。
義妹のなめきった態度に不満が爆発したA子は、義両親に相談することに。
「このまま夫婦としてやっていく自信がありません。あの2人の態度が変わらないなら、離婚も考えます」と伝えたのです。

義両親は事態を深刻に受け止め、兄妹にきつく説教してくれました。
そして義妹は借金の返済が終わるまで義両親の監視下に置かれることになり、毎月A子夫婦に返済させることになったそうです。

年の離れた妹や弟はかわいいといいますが、やっていいことと悪いことがありますよね。
両親から「甘やかすな!」と厳しくしかられたA子の夫。
彼が反省して、軌道修正してくれることを祈っています。

【体験者:30代女性・会社員、回答時期:2023年2月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:江田愉子
団体職員を経て、ライターに転身。男性が管理職、女性多数が一般職の職場にて、女性と仕事、男女平等参画に関する様々な理想と現実に直面し、それを記事にすることを志す。以来、組織に所属する女性を中心にヒアリングを重ね、女性が生きやすい社会生活に関するコラムを執筆中。


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