知人の専業主婦T子は、普段家事と3人の子どもの育児を一手に引き受けています。夫のR男はたまに気が向いた時だけ家事をして、それを自慢してくることがありました。
正直T子のやり方と違って、かえって迷惑だなと思うこともあるのですが、せっかくやる気になってくれたんだから……と静観していました。しかし今回は少し話が違ったようです。これはT子から聞いたお話です。

年に数回「家事スイッチ」の入る夫

画像1: 年に数回「家事スイッチ」の入る夫
画像2: 年に数回「家事スイッチ」の入る夫
画像3: 年に数回「家事スイッチ」の入る夫
画像4: 年に数回「家事スイッチ」の入る夫

息子から鋭い指摘を受けたR男は、途端に気まずそうな表情に。大口を叩いた手前、息子の率直な意見に打ちのめされたようでした。T子は、普段黙々と家事をこなしていた自分の姿を、息子はちゃんと見ていてくれたんだなと、ちょっぴり嬉しくなりました。
気まぐれでも家事をしてくれるのはありがたいのですが、家事は毎日の積み重ね。続けることが大切です。風呂掃除だけではなく、炊事や洗濯、また名もなき家事もたくさんあります。
それを誰に自慢するでもなく、日々こなしているT子。それに対して「ママがやるよりきれいだろう」というR男の言葉は、余計な一言だったかもしれません。それにしても、子どもというのは親の姿をよく見ていますね。

【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2024年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

Illustrator:南野ななみ
ltnライター:Yumeko.N
元大学職員のコラムニスト。専業主婦として家事と子育てに奮闘。その傍ら、ママ友や同僚からの聞き取り・紹介を中心にインタビューを行う。特に子育てに関する記事、教育機関での経験を通じた子供の成長に関わる親子・家庭環境のテーマを得意とし、同ジャンルのフィールドワークを通じて記事を執筆。

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