初めて『サツマイモ堀り』をした5歳の娘 → その夜【誕生日に欲しがったもの】に、夫婦でびっくり！

マイペースな娘

これは、昨年の秋にびっくりした出来事です。

私はずっと、何をするにも人任せの娘の成長が心配でした。

大人しい性格で素直なところは素敵だなと思うのですが、私や夫・先生や友達など、誰かから言われたこと以外は何もしない娘。

基本的にぼーっと空を仰いでいて、無気力感が強い娘がどう成長していくのか、不安で仕方ありませんでした。

サツマイモ掘り

そんなあるとき、保育園の5歳児クラスの行事でサツマイモ掘りをした娘。

朝もいつも通り保育園に送り出し、何一つ変わらぬ様子の娘だったのですが……。

「ママ、聞いて！」
「今日サツマイモ掘ったの！」

お迎えに行くと、大きなサツマイモを持った娘が、初めて見せるくらいの興奮した様子でサツマイモ掘りの話をしてくれたのです！

どうやら、娘にとって初めての農業体験はとても楽しかった様子。

あまり見たことがないはしゃぐ娘の姿を見て、何だか安心していました。

すると夜、娘は夫にまさかのおねだりを！

誕生日欲しがったものとは？

「あのね、誕生日プレゼントなんだけどね、畑が欲しいの」

どうやら、収穫した快感が忘れられないようで、家でも野菜を育てて収穫したいとの願いだったのです！

それまで誕生日にはお人形が欲しいと言っていた娘。

それが急に畑と言い出したので、ついびっくりして夫と目を見合わせてしまいました。

さすがに畑は厳しかったものの、普段あまり言わない娘のお願いをなるべく叶えたかった私たち。

家庭菜園ができるよう庭を整備して、いろいろな野菜を育てることにしたのです。

娘の成長

すると、娘はいつの間にか、ご近所の農家さんとお話していろいろ教えてもらっていて、熱心にじゃがいもやトマトなどを育てていました。

今ではたくさんの野菜が収穫できて、私や夫以上に娘の農業の知識は豊富に！

興味のあることに全力で取り組める、子どもの素直さやひたむきさに思わず感心してしまいました。

【体験者：30代・女性主婦、回答時期：2024年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター：一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にltnでヒアリングと執筆を行う。