自分の手の中にある幸せを蔑ろにして人を羨み、高望みばかりしていると、やがてはすべてを失うことにもなりかねません。そうなってから後悔しても遅いですよね。今回は、理想を追いかけすぎた友人のエピソードをお届けします。
画像: 「私もこれで勝ち組♪」不倫 → 再婚で玉の輿を狙ったママ友。しかし、思い通りにはいかなかった──!

人のことを羨んでばかり

A子はいつも人のことを羨んでばかりいます。
特に金銭面に関してはかなり気になるようで、少しでも裕福そうな友人がいると「いいなぁ~あなたのご主人の会社って大きいでしょ? 年収どれくらい? うちの夫ももっと稼いでくれないかなぁ」というようなことを悪びれもせず言います。

しかし、A子自身も決して不幸なわけではありません。
真面目に働く夫のおかげで郊外の戸建てに住み、5歳と3歳の息子もいて、生活にも困らず、それなりに恵まれているはずなのです。
それでも、A子は人と自分を比べては嫉妬心を燃やしていました。

ハイスペ男性と不倫が始まり……

そのうちA子は、子どもの習い事関連で知り合ったBさんという既婚者の男性と不倫関係になってしまいました。
Bさんは自分で会社を経営している上に、親から相続した不動産でも収入を得ていて、かなり金銭的に余裕があります。

夫とは行けないような高級店やホテルに連れて行ってくれるBさんにA子はメロメロ。
ついには夫と離婚してBさんと再婚したいと本気で思うようになりました。

これで理想の生活が手に入る♡

必死でBさんを説得し、やがてA子は本当に再婚の約束を取り付けてしまいます。Bさんが妻子と別れて、A子とA子の息子たちとともに新しい家庭を築くと言ってくれたのです。

一刻も早く離婚したいと思ったA子は、夫のモラハラや不倫疑惑をむりやりでっち上げ、ついに自分が有利な条件で離婚してしまいました。
もともと気弱な夫だったので、A子に強く反発することもできなかったのでしょう。

しがらみがなくなり、「これでセレブな生活ができる!」と意気込んでいたA子ですが……。

自業自得で苦労することに

なんと、理想の生活を夢見ていたA子にBさんが告げたのは「ごめん、やっぱり妻と別れられない……」という予想外の言葉でした。
一時の気の迷いで不倫してしまったけれど、やはり長年連れ添った妻子と離れることはできない、とのこと。

Bさんと再婚するつもり満々だったA子は唖然!
慌てて元夫に泣きつきましたが、さすがに許してもらえず、シングルマザーになってしまいました。

子どもの養育費は元夫が支払ってくれていますが、当然離婚前と同じような生活はできないので、仕方なくA子はパートに出ることに。
今は、離婚前より大変な生活をしています。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2024年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。


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