自分が窮地に追い込まれたとき、相手を陥らせて自分の立場を優位に持っていこうとする人っていますよね。A子の夫は自分が不貞を犯していることを棚に上げ、A子に対して酷い口調で逆ギレしました。
今回は、筆者の知人A子から聞いたお話をご紹介します。
画像: 【バスの中で不倫密会】夫を問い詰めると「俺はお前とは違う」意味不明の逆ギレに、怒りの鉄槌を下す!

A子を襲った裏切りの衝撃

A子は、2人の子どもを持つ主婦です。夫は地方の路線バスの運転手として働いていました。ある日、共通の知り合いである同僚から「あなたの旦那さんがバスの中で女と不倫している」という衝撃的な噂を耳にしたのです。

信じがたいこの話に、A子は怒りと疑いの心で胸が張り裂けそうになり、即座に夫を問い詰めました。しかし、夫は「俺が不倫? バカ言うな! そんな噂を信じるなんて、お前もおかしいんじゃないか! 」と逆ギレ。さらに「お前がそんなに疑うってことは、自分が不倫してるからじゃないのか!」と、ワケのわからない言い逃れを始めたのです。

真実を暴くため、探偵を雇うA子の決断

夫の言い分に全く納得できないA子は、真実を知るために探偵を雇うことを決意。数日後、A子はついに夫の裏切りを証明する決定的な証拠を入手しました。探偵から渡された写真には、人気のないバスの待機場で、夫が若い女と密会する姿が鮮明に映し出されていたのです。

さらに、バスのカーテンを全て閉めきり、外からは見えない状態にした上で、長時間その女と車内で過ごしていたようでした。これ以上ないほどの裏切りを目の当たりにしたA子は激怒。夫に証拠を突きつけました。「これでもまだ嘘だと言うつもり?」夫はついに観念し、重い口を開いて不倫の事実を認めたのです。

許しではなく、条件付きの「猶予」

激怒したA子は、結婚して初めての裏切りであること、そして家族を守りたい一心から、今回だけは夫を許すことにしました。しかし、これは単に「許し」ではなく、「条件付きの猶予」にすぎません。A子は夫に対して、「次に同じことをしたら、絶対に許さない。慰謝料をたっぷり取って離婚するからね」と、厳しい誓約書を書かせました。

夫は平謝りしながらも、A子の怒りが収まらないことを感じ取り、その条件を受け入れました。

病院での直接対決

しかし、A子の怒りはまだ収まりませんでした。探偵の調査によると、夫の不倫相手である若い女が、最近転んで腕を骨折し、病院に入院しているという情報が入ったのです。

これを聞いたA子は、病院へ乗り込みました。病院の受付では冷静を装い、「知り合いがお世話になっているので、お見舞いにきました。」と言い、不倫相手の女の病室を聞き出しました。当時はまだ今のように面会の制限がされておらず比較的自由に出入りできていたのです。

病室にたどりついたA子は、容赦無くドアを開け、その女と対面。「これ、見覚えあるわよね?」と不倫の証拠写真を突きつけた瞬間、女の顔から血の気が引いていくのがわかりました。A子は続けざまに「2度と私の夫に近づかないで」と鋭く言い放ちました。

女は涙目で「すみませんでした」と謝罪。A子は病室を後にしました。

こうして、A子は夫との関係を一時的に再構築する道を選びましたが、心の中では夫への信頼が完全に崩れてしまったことを自覚しています。今後、夫が再び裏切るようなことがあれば、A子は一切の容赦をしない覚悟です。

【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2024年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Yumeko.N
元大学職員のコラムニスト。専業主婦として家事と子育てに奮闘。その傍ら、ママ友や同僚からの聞き取り・紹介を中心にインタビューを行う。特に子育てに関する記事、教育機関での経験を通じた子供の成長に関わる親子・家庭環境のテーマを得意とし、同ジャンルのフィールドワークを通じて記事を執筆。


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