お金の貸し借りは友達同士でも避けるべき、と我が子に教えていますが、ママ友同士でもトラブルが起こることがあります。今回は筆者の知人Hさんの、ママ友との金銭トラブルエピソードをご紹介します。
画像: <差し入れお断りします>お返しにランチを奢るも「たったこれだけ?(笑)」文句を言われ、あ然!

Hさんに差し入れをするママ友

Hさんは、小学校のママ友との付き合い方に悩んでいました。ママ友のZさんは、何かとHさんに差し入れをしてくれるのです。
授業参観で会った時には、「お疲れ〜! 今日暑いよね〜! これよかったら飲んでね!」と冷たいアイスコーヒーを持ってきてくれたり、ボランティア活動で一緒になった時には「これ、家にあったおやつ。後で食べて〜♪」と最中を渡してきたりと、会う度にちょっとした差し入れをしてくれました。

もらうことに罪悪感を感じ始めたHさん

最初のうちはHさんも有難く受け取っていましたが、Zさんは顔を合わせるたびに差し入れをくれるようになりました。差し入れを渡す習慣がなかったHさんは、渡すことよりももらうことの方が多いことに罪悪感を感じ、次第に受け取るのが申し訳なくなってしまいました。
しかし、差し入れの内容はスーパーに売っている袋のお菓子や駄菓子のようなもので、「そんな高いものじゃないから」と言われると断りづらいものばかり。Hさんはお返しに悩んだ末に、Zさんをホテルのランチに誘い、日ごろの感謝も込めてその日のランチ代を全額負担することにしました。

ランチに誘ってHさんもビックリ……

ある日、HさんがZさんを誘ってランチに行き、おしゃべりを楽しんでいた時のこと。そろそろお会計という時に、Hさんが「あ、いつもたくさん差し入れをもらってるから、今日は私に奢らせて♪」と伝えました。
するとZさんから衝撃の言葉が!
「え、あんなにたくさんもらっておいて、この1回で終わらせるつもり?」と鼻で笑いながら言ったのです! 確かに差し入れをもらう回数は多かったですが、金額はランチ代とほぼ同額かそれより少し上のはずです。
(え、今なんて言ったの?)とHさんが呆然としていると、続けてZさんが「ていうか、奢りだって分かってたらもっと高いやつを頼んだのに〜! 早く言ってよ〜! 今からでもデザート頼もうかな〜」と言ってデザートメニューを見始めたのです。

予想外の言動に、Hさんは唖然。その日はZさんのランチセットとデザート、コーヒー代をHさんが支払いました。
差し入れをくれる気持ちは嬉しかったのですが、お返しをした時の反応に、Hさんはモヤモヤ。もうZさんから差し入れをもらうのはやめようと、Hさんは心に誓ったのでした。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2024年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:南さおり
読者モデルを経て、ライターに転身。仕事柄、美容や装いにこだわる女性たちの心理やリアルに興味を持ち、取材。結婚・出産を機に現在は、育児をしながら、女性としての美や健康も両立する女性を主な取材対象に、いつまでもきれいで美しい人生を送るための秘訣をリサーチし発信する女性向けコラムニスト。女性の人間関係に注目した記事も人気。


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