子育てに正解はありません。しかし、子供が成長した後に「もっとこうしていればよかった」と思ってしまったことはありませんか? 今回は筆者が知人から聞いた、【育児で後悔していること】についてお話します。
画像: 【60代母の後悔】「跡取りだから」と、娘よりも息子を可愛がっていた昔の私に、今思うこと

当時は「娘よりも息子を大事にするのが当たり前」と思っていた

私は60代の主婦です。子供は息子と娘が一人ずついますが、子育てについて、今とても後悔していることをお話しします。

私の育った田舎では今でも長男を「跡取り」として大切にする文化が残っています。私自身、子育て世代の時には「女の子は大人になったらお嫁に行ってしまうので、将来面倒を見てくれるであろう男の子を大事にするのは普通のことだ」と本気で思っていました。

そのため息子にはなんでも買い与えたり、教育に力を入れたりなど、手塩にかけて育てました。その反面、娘には我慢させたり、家中の家事をやらせたり、今思えば蔑ろにしてしまったように思います。

大学には息子だけ行かせました。娘からも「大学に行きたい」と言われましたが、「どうせ結婚して主婦になるんだから、大学の教育なんて必要ない」と思い、進学させませんでした。

こうして娘よりも息子を大事に育ててきた我が家ですが、子供たちが大人になるにつれて、予想外の出来事が次々と起こるようになったのです。

娘は自力で大学に行き、実家を出て行った。一方、大事に育てた息子は……

娘は高校を卒業したあと、働きながら自分のお金で夜間の大学に通い始めました。

私も主人も「どうせ続かないだろう」と思っていましたが、予想に反して見事卒業。その後一人暮らしを始めた娘は、実家にほぼ帰って来なくなりました。

一方、息子はというと、大学で遊び呆けて2回も留年。なんとか卒業はしましたが、就職できずにそのまま実家の自分の部屋に引きこもるように。

主人や私が、息子の代わりに就職先を探してあげたこともありました。しかし、入社試験を受けるように言っても「働きたくない」の一点張り。ちなみに息子は40歳を超えた今でも、1度も職歴がないまま、自分の部屋に引きこもっています。

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