介護のサービスを受けるためには、介護の認定が必要です。その際にお世話になるのがケアマネージャーさん。これは筆者の祖父が介護状態になったときの体験談です。頑固で偏屈な祖父が驚くほど変わった介護の極意とは?
画像: 偏屈な祖父の介護に「もう限界」→ 疲弊した家族を救った、ケアマネさんの【介護の極意】とは──!

頑固な祖父

私の祖父は、若い頃からかなりの頑固者。
口も悪く、いつも周りをピリピリさせるような偏屈な人でした。

その祖父が80歳を過ぎた頃に転倒が原因で骨折。
寝たきりの状態になり、介護が必要な状態になってしまいました。
寝たきりではあるものの、認知症の症状はなかったため、口の悪さに拍車がかかり、頑固さもすさまじいものに!
介護をしていた祖母や叔母、私の母などはみんな困り果てていました。

アドバイス

ある日、祖父の担当ケアマネージャーの訪問日に、たまたま私・祖母・叔母・母が居合わせました。
ちょうど祖父が寝ていたこともあって、私たちはケアマネージャーさんに祖父の態度について相談してみたのです。

すると、ケアマネージャーさんは真面目な顔でこう話してくれました。

「誰でも自分ができていたことができなくなるとイライラするんです。特にTさん(祖父)は一家の大黒柱だったのに、今では誰かの助けがないと生きられない状態になってる。これって、本人にとってはかなりの屈辱だと思うんです。

何でも良いので、Tさんの役目を作ってあげてみてください。
寝ながらでもできる……例えば明日の天気予報を必ず見てもらうとか、いっそのこと、この機会にパソコンやタブレットを使えるようになってもらうとか。
何か役割がないと、人間って居心地が悪くて嫌なものなんです。」


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