「赤ちゃんは風邪をひかないって聞いたのに」【生後間もない息子】の咳が止まらない。診断結果にゾッ！

生後2週間の息子が咳

息子を出産してから2週間ほどたった頃、息子が「コンコン」と咳をするようになりました。当時、私は上の子を連れて実家に里帰りをしていたのですが、その時上の子が軽い風邪を引いていました。

「もしかしてお兄ちゃんから弟へうつった？」と思った私。ただ、「赤ちゃんはお母さんから免疫をもらっているから、生後半年は風邪をひきにくい」と産院から教わっていたので、あまり大事には捉えていませんでした。

それでも心配だったので母に相談しました。すると「生まれたばかりで風邪なんて引くわけないじゃない。少しむせてるだけよ」と言う母。育児の先輩に「大丈夫」と言われ、私は安心してしまいました。

翌日、顔が真っ青に……

その翌日、朝から激しく「ゴホゴホ」と咳き込む息子。昨日まで良かった顔色も、真っ青になっていました。これはおかしいと思った私は、母に運転をしてもらい慌てて小児科へ行きました。

「検査の結果、RSウイルスですね。酸素の数値も低下していて危険な状態のため、これから総合病院へ入院しましょう」

私は思いもよらなかった医師の言葉に、頭が真っ白になりました。

緊急入院

すぐに総合病院へ向かった私たち。そこで医師から「生まれて間もないので、容態が急変する可能性もある」などと伝えられ、私はショックを受けました。

「どうしてもっと早く気づいてあげられなかったんだろう……」

私はまだ産後の傷が癒えておらず、歩くのが精一杯の状況。さらに、メンタルがボロボロの状態だったこともあり、病院でずっと泣いていました。

それでも、一番辛いのは息子。当時は付き添い入院が可能だったので、24時間つきっきりで医師から言われた通りに投薬や吸入を行いました。

幸い入院から1週間ほどで容態は安定。退院の日に「本当に命が助かって良かった……」と涙したことは、一生忘れないでしょう。

赤ちゃんでも感染する可能性

この経験から、「赤ちゃんでもインフルエンザやRSウイルスなどの感染力が強いものは、感染することがあるから気を付けて！」と周囲に伝えています。

少しでも様子がおかしいなと思ったら、早めに病院に行くことをおすすめします。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター：花澤ひかる