夏のお盆の帰省の頃になると、地元で懐かしい同級生にバッタリ会うことがありますよね。これは昨年の夏、私が実際に体験した地元のスーパーで10年以上ぶりに同級生に再会した時の話です。久々の再会に懐かしんでいると、話がまさかの方向に……?
画像: 「わぁ、久しぶり! ところで──」【10年ぶりに再会した同級生】から"数十万の商品"を押売りされて!?

久しぶりの同級生との再会

夏に実家に帰省したとき、地元のスーパーに買い物に行くと、10年以上ぶりになる同級生のA美とバッタリ再会しました。

「わぁ、ひさしぶり!」「元気にしてた?」と久々の再会で、お互いの近況報告や同級生の噂話に花が咲いていました。

立ち話をしながらのふとした話の流れからA美はいきなり、「ところで調理器具って何を使ってる?」と聞いてきました。私は何のことかわからず「特にこだわりはないけど……」と答えると、それまでとは明らかに違う熱量で話し出すA美。

話は思わぬ方向へ

調理器具はすごく大事で、あるメーカーの電気調理器の鍋がすごくいいからと勧めてきたのです。
調理時間の短縮になることや、簡単に栄養を逃がさず調理できること、家族の健康を守るためにいかにその鍋を使った料理が素晴らしいかを熱心に語りだしました。

最初は、「へー、そうなんだ!」と聞いていましたが、A美がカバンの中から出してきた調理器具のチラシに書かれている値段を見て仰天しました。

その鍋と調理器具は、一式買うと数十万円もする製品だったのです。
値段にも驚きでしたが、久しぶりに会った同級生にそれを平気で勧めてくるA美にもドン引きでした。

A美はおとなしくて目立つタイプではないけれど、真面目で信頼できる人柄でした。
きっと自分がいいと思ったものを勧めているだけで、悪気があるわけではないと思います。

同級生からの押売りに残念

今度、A美の家でその鍋を使った料理教室をするからぜひ来てほしいと誘いを受け、その場では曖昧な返事をしておきましたが、絶対に行かないと心に決めました。

さらに、A美は私が仲良くしている他の同級生も誘ってほしいと頼んできましたが、とても誘えるわけがありません。

すごく久しぶりに会った同級生に、いきなり自分の利益のために押売りをするなんてちょっと信じられませんでした。

いいものを勧めてくれているだけかもしれませんが、何とかうまく誤魔化したので、もう二度と連絡を取ることもないでしょう。何だかちょっと残念な気持ちになってしまいました。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Kumi.M


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