夫婦の金銭感覚の違いは、ときに大きな問題を引き起こします。将来を見据えて貯金をしたい妻と、今が楽しければ良いと散財する夫。これは筆者の友人・Kから聞いた、Kの家庭で巻き起こったお金に対する価値観のエピソードです。
画像: <どうする息子の入学金>夫の通帳を見ると「残高1万円もないじゃない!?」【金遣いの荒い夫】にガックリ

金遣いの荒い夫

私の夫はとにかく金遣いが荒い人です。
大手の商社に勤務しているので、それなりの収入もあるのですが、貯金を一切しません。

結婚前は「太っ腹な人」と思っていたのですが、実際に生活を共にすると驚くことが山ほどありました。

夫の趣味は家電。
最新家電が発売されると、高いお金を払ってでも購入するところがありました。
私たち夫婦にも息子が産まれ、教育費などがかかるようになったにもかかわらず、夫は金遣いを改めようとはしなかったのです。

入学金

息子が大学に合格したとき、私は夫に入学金の話をしました。
私も仕事をしていたので、お財布は別だったのですが、夫は悪びれもせず「え? そんな高いの? お金ないよ~。」と一言。

入学金は振り込む期日も決まっているため、どうするのかと聞いても「お前持ってないの?」と言い出す始末。
夫の通帳を見せられた私は、1万円以下の残高に心底驚きました。

脅し

私は「せっかく頑張って合格した大学を、お金が払えないからってあきらめさせるなんて言語道断でしょ!」と夫を脅してみました。
私は夫が貯金のできない性格だとわかっていたので、本当は自分で入学金を準備していたのです。

ただ、夫の散財を改めさせるために、夫に金策を頼むことにしました。
しかし、振込日の締切前日になって夫から「消費者金融に申し込もうと思う」と言われたので、実はお金は準備してあること、これから先同じようなことが起こらないようにして欲しいことを伝えました。

喉元過ぎれば

夫は私の話を聞いて「良かったぁ!」と満面の笑顔!
息子のためを思って一生懸命金策に走っていたことは良かったのですが、貯金が1万円以下なのには心底驚きました。

それから私たちは話し合いをして、お財布を別にしないこと、金銭管理は私がメインで行うこと、大きな買い物をするときには必ず相談してから決めること、夫は小遣い制にすることを決めたのです。

今では息子がアルバイトをして自分の遊興費などを稼いでくるので、夫は少し気が緩んでいるようです。
この間も「お小遣い、もう少しアップしてくれない?」と言い出したので、「え?」と聞こえないふりをしてやりました。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K


コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.