義両親「女が家を空けるなんて！」「仕事を辞めなさい！」結婚したらバリバリ働くのは悪ですか？

結婚しても働き方は変えない

Aさんは半年前に結婚したばかりの女性。夫とは結婚前から同棲しており、結婚してからも生活は変わっていませんでした。

仕事柄、出張も多く家を留守にすることの多かったAさん。夫は生活能力も高く、Aさんの仕事にも理解を示してくれており、結婚しても働き方を変えないAさんの一番の理解者でした。

出張から帰ってきて夫の作った温かいご飯を食べる一時は、Aさんにとって幸せを感じる時間だったのです。

女が家を空けるなんて非常識！ 義両親の言葉

ある日、義両親の家に顔を出したAさん夫婦。義両親と話しているうちに仕事の話になり、Aさんは仕事が今楽しいこと、大きなプロジェクトを任され長期出張に行くことなどを話しました。

すると、義両親の顔が曇ったのがわかりました。そして義母は「女が家を空けるなんて非常識だわ！」と言ったのです。義父も同じ考えのようで「結婚したら女は家を守るべき」と言います。

仕事を頑張っていることを褒められはしても、けなされるとは思っていなかったAさん。義両親の反応に面食らってしまいました。

仕事を辞めろと迫られ……

その後、義両親はAさんの暮らしぶりを詳しく聞き出し、「息子に家事をさせるなんてありえない！」などと時代錯誤なことを言ってきます。

夫は「俺はいいと思っている」とAさんを庇ってくれますが、義両親は聞く耳を持ちません。「お前は黙ってろ！」と夫に言い、Aさんに対し「仕事を辞めろ！」と迫ります。

これまで黙って義両親の主張を聞いてきたAさんでしたが、ついに我慢の限界がやってきました。

そちらの方が非常識です！

Aさんは立ち上がり、夫に「帰ろう」と言いました。引き止め、うるさく仕事を辞めろと言ってくる義両親に対し、去り際にきっぱりと言います。

「私と夫とで理解し合えているのに、部外者であるお義父さんとお義母さんがよその家庭のやり方に口出ししてくるなんて、そっちの方がよっぽど非常識です！ 私たちはこれからも”女が”ではなく”2人で”家を守っていくので心配しないでください！」

義両親はまだ言いたいことがありそうでしたが、Aさんたちはそのまま帰宅。夫がもう義実家とはかかわらなくていいと言ってくれたので、距離を置いているそうです。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター：安藤こげ茶