気温が高くなると洋服も薄着になるので、下着に気を遣いますよね。今回は、女性社員の下着の透けが原因でセクハラ騒ぎが起きた知人から聞いたエピソードをご紹介します。社内で意見が対立し、大きな騒動に発展してしまったようで……?
画像: 「下着が透けてるよ」女性社員の下着の透けをこっそり指摘すると→ 「セクハラだ!」と騒ぎ出して──?

「下着が透けてるよ」「セクハラです!」

薄着の季節になったとき、A子の会社でセクハラ騒動が起きました。
女性部下のB美の下着がシャツから透けていたので、男性上司のC男が「下着が透けてるよ」とB美に直接指摘したのです。
C男は「B美が恥をかかないように」と配慮したつもりで、人目につかないところでこっそりと耳打ちをしましたが、これが逆効果。
B美はいやらしい目で見られていると感じ、「セクハラだ!」と騒いだのです。

社内でひと騒動に発展

B美は自分の味方を増やすために、このことを周囲に言いふらしました。
B美は「気持ち悪い!」と嫌悪感に満ちた目で、C男をにらみつけます。
一方、セクハラの加害者とされたC男は「ただ注意しただけだ!」と猛反論。「自分は性的な言動をとっていない! B美は自分を罠にはめようとしている!」と反発したのです。

社内では、「注意したC男は悪くない」派、「社内規定で服装は自由化したから、注意するのはおかしい」派に分裂。両者が対立してしまいました。

どっちがセクハラ?

「C男の言い方は気持ち悪い! セクハラだと言われても仕方ない」と不快感を示す女性社員も少なくありませんでした。
すると、「下着を見せるほうがセクハラだ! こっちは見たくもないのに」と主張する男性社員が出て、社内にギスギスした空気が流れました。
中には「B美のほうがセクハラ加害者だ」と言い出す社員も出てきて、収拾がつかなくなってしまったのです。

社長の判断とは?

騒ぎが大きくなり、ついに社長のところまで話がいってしまいました。
社長は「服装が自由でもある程度のマナーは必要。だらしない服装だと会社の品位が下がる」とぴしゃり。「夏は透けない下着を着用すること」と決まりました。
また、デリケートな内容を指摘するときは1対1で対話せず、できるだけ同性同士で伝えること、というルールも設定。
良かれと思ってしたことだったので、C男にセクハラのお咎めはありませんでしたが、誤解を招く指摘方法だったと注意がされました。

A子の会社では、数年前に服装が自由化に変更されました。A子は「下着の透けが原因でこんな騒動が起きるなら、制服があったほうが平和だったかも」と思ったそうです。みなさんは、どう思われますか?

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:江田愉子


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