筆者は左利きですが、昔より左利き用のグッズも増えて、「左利きにも優しい世界」になってきたようなイメージがあります。
筆者の友人A子さんも左利きなのですが、ちょっとした問題が起きたようで……? 何があったのかA子さんから話を聞きました。
画像: <左利きってそんなにダメ?>親戚たちと食事中に「箸は右手で持て!」→【食事マナー】で叱られて?

矯正失敗したけど、見事両利きになった私

A子さんは、兄弟の中で唯一の左利きでした。
幼い頃から両親は右利きに矯正しようとしてくれましたが、なかなか治らなかったのです。

結局お箸も鉛筆も全て左利きのままですが、両親の努力のおかげで、ある程度右でもなんでもこなせるようになっていました。

昔は両親から「頑張って右利きになりなさい」なんて言われましたが、今は「両利きだなんて器用だよね」と、笑って言われるようになっていたのです。

久しぶりの集まり。楽しく過ごしていると……

ある日、親戚の集まりで食事をしている時の事でした。
大人達はお酒を飲んで楽しく過ごし、A子さんは兄弟や従兄達と楽しく話していたのです。
すると突然、

「A子ちゃん左利きなの!?」

声を上げたのは、普段ほとんど関わりのない、遠い親戚の叔父さん。
そんな叔父さんの大声に、驚いて全員が注目するほどでした。

すると、叔父さんはズカズカとA子さんのほうに近づいてきて……!!

絶対右じゃないとダメなの? 違和感にモヤモヤ

「お箸は右で持つんだよ!」

なんと叔父さんは、A子さんの箸を奪い、無理矢理右手で持たせてきたのです。
叔父さんは元々変わった人というのもあり、周りの制止も一切聞いていません。
威圧感も凄く、恐怖を感じたA子さんはそのまま右手で食べ始めると、

「そう、それでいいんだ!」

そう満足気に言って、自分の席に戻っていきました。

その後、他の親戚や両親にも気にしなくていいと慰められたのですが、「箸は絶対に右」「左で持つなんてどうかしてる」等々言う叔父さんの考えは、今時古いのでは? と思ってしまいました。

両親のおかげでなんとか右手で食べられましたが、出来なかったら何を言われていたことやら……。

まとめ

元々神様に供物を捧げる際に、右利き用としてお供えしたことから、左利きは縁起が悪いと思われていたようです。
そのような信仰心も大切だとは思いますが、そもそも利き手は脳の機能の問題。
それに、現代では左利きが認められているのであれば、お箸を左手で持つこともまたマナー違反ではなくなってきていると捉えられるのではないでしょうか。マナーは時代によって移り変わっていくものなのかもしれません。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Yuki.K


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