これは筆者が友人から聞いた【職場でのお金トラブル】です。落とし物の財布を会社の先輩に預けたのですが……? しかもその財布の持ち主は!?
画像: 勤務先で落ちている財布を発見!先輩「私が届けておくわ!」 → 後日、社内で【大事件】に!?

落ちている財布を拾っただけなのに、なぜか絡んでくる先輩社員

私は40代の既婚OLです。ある日、会社帰りに仲の良い同僚2人と話しながら会社を出ようとすると、エントランス付近で財布が落ちているのを見つけました。

「お客さんのかな? それとも社員の?」と話しながら財布の中身を見ようとすると、「ちょっと待って!」と先輩社員(女)が駆け寄ってきたのです。

その先輩は、お金がらみの話になるとうるさいことで有名でした。例えば会社の飲み会の金額に「高すぎる! 会社が払わないなら行かない」と文句を言ったり、「そのカバンブランドものよね? そんなの買えるほどお給料もらってんの?」と嫌味を言ってきたりするのです。

「なんだか嫌な予感……」と身構えていると、案の定先輩は、私たちの拾った財布を指さして、「それ、私の知り合いのかもしれないから、私が届けておくわ。まさか取ろうとしてたの?」と大きな声で言いがかりをつけてきました。

そこで私たちは関わりたくない一心で、「じゃあ、お願いします」と拾った財布を先輩に渡してしまったのです。

それがまさか、あんなことになるとは思いもしませんでした。

先輩は拾った財布を持ち帰り……

それから数日たったある日、その先輩社員が突然懲戒解雇になりました。情報通の同僚に話を聞くと、解雇の原因はなんと、あの時預けた財布。

実は、あの時落ちていた財布は重要な取引先のお偉いさんのものだったらしいのです。

持ち主の方は、財布の中に紛失防止のGPSを入れていました。そうとも知らず、先輩は財布を誰にも届けることなく自分の家に持ち帰り、中に入っていた現金を着服してしまったのです。

GPSで財布の所在が特定されたため、会社の人間と一緒に持ち主が先輩の自宅を訪れ、盗難が発覚したという経緯でした。

「あの時、先輩に渡さず自分たちで総務に届ければよかった」とも思いましたが、落とし物を着服して解雇された先輩は正直自業自得だと思います。

最後に

「拾ったもの」=「自分のもの」という認識でいると、後々大きなトラブルになってしまう可能性も。当たり前のことではありますが、落とし物を見つけたら、しかるべきところに届けるようにしましょうね。

※窃盗・詐欺は犯罪行為です

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Hinano.N


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