筆者が教育関係の仕事をしていた頃、保護者に「離婚を考えていますが、子どものことを思うとできません……」という相談をよく受けました。そういう時は、「子どものためにこそ、離婚をすることも一つの方法かもしれませんね」と答えてきました。筆者の実体験を詳しくお話したいと思います。
画像: 「子どもを思うと離婚できない」親心の裏で → 学校では、子どもに【ある異変】が起きていて──?

ヒーローチルドレンだった

私は子どもの頃、「ヒーローチルドレン」でした。
「ヒーローチルドレン(Hero Children)」とは、海外で最近よく使われている言葉で、
調べてみると、日本では「アダルトチルドレン(機能不全家族の元で育った子ども)のヒーロータイプ」と出てきます。
両親や家族の人間関係を調整したり、励ましたり、支えたりする役割を担う子どものことを指します。親の期待に応えようと、勉強やスポーツなどを必死に頑張り続けるという傾向もあるそうです。

私は幼い頃、両親のケンカが始まると、ふたりの間を行き来して、「ケンカをやめて」と仲裁に入っては「大人の話に入らなくていいの!」と、叱られていました。
この役割は、私が成人後、一人暮らしのために実家を出るまで続き、
もうその頃には、家族の調整役でいることに、ほとほと疲れ切っていました。

その後に教育関係の仕事につき、保護者からよく家庭の相談を受けるようになりました。


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