これは私の体験談です。子どもの教育に熱心なのは良いことですが、度を越してしまうと周囲に迷惑が掛かることもありますよね。しかし問題は、その事実に自分が気付いていないこと。これは筆者の息子の学校で起きた、暴走するPTA会長のお話です。
画像: <PTA会長が大暴走>許可なく【児童の顔入り写真】をSNSにアップ! → 保護者の怒りはピークに達して──?

息子を溺愛するPTA会長・H

私の息子の学校のPTA会長・H(女性)は、息子を溺愛しています。
確かにHの息子は文武両道。
特に運動には長けていて、運動会などではいつもヒーロー扱いされているような子でした。

保護者同士の会話でも、息子を溺愛している様子がハッキリとわかるほど。
Hは「子どものために!」とPTA会長に立候補し、行事などには必ず顔を出していました。

SNSのルール

息子の小学校では、保護者に対するSNSのルールが厳格に定められていて、特に行事の際の写真をSNSにUPするときは、写真に写っている他の児童の保護者に確認し、UPすることへの許可をもらうことがきまりになっていました。

しかし、Hはとにかく息子の活躍を載せたいらしく、授業参観・運動会など、事あるごとに息子と他の児童が写った写真を、許可も取らず勝手にUPしまくっていたのです。

直訴

ある日、このことに気付いた他の保護者が「PTA会長が許可なしに写真をSNSにUPしている」と学校に抗議しました。
しかし、何か理由があったのかもしれませんが、学校側がHに対して一切注意しなかったため、該当する保護者たちが団結して教育委員会へ直訴することに。

事態を重く見た教育委員会が学校へ調査を依頼したため、学校もようやくHへ注意をする結果となりました。

非常識な言い訳

しかし、Hは「自分の息子が可愛いって思っただけです!」と非を認めませんでした。
学校だけではなく、PTAの他の役員たちも話をしたそうですが、「自分の息子の活躍をSNSでアップしちゃいけないの?」とルールを無視した言い訳をしたそうです。

何を言っても話にならないと呆れた他の保護者たちは、PTAの副会長などの役員たちを巻き込み、Hの会長職を解く決議案を提出し、HはPTA会長の座を下ろされることになりました。

その後

その後、HはSNSの投稿をすべて削除し、写真に写っていた他の保護者に謝罪をしました。
しかし、問題が起きたときのHの非常識な行動を目の当たりにした保護者たちは、Hのことを一切相手にしなくなったのは言うまでもありません。

Hは今でも学校行事には参加していますが、以前のように写真を撮りまくることはしていないようです。
自分の子供がかわいいのは皆同じ……特にSNSに関しては、親がルールを破るようなことはしてはいけないですよね。
これに懲りて、Hが同じようなトラブルを起こさないことを祈っています。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K


コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.