電車をよく利用する人なら、非常識な乗客に遭遇したり、怖い思いをしたりしたことがある人も多いのではないでしょうか。今回は私の友人A子から聞いた、寝たフリをしてわざと肩にもたれかかってくる迷惑な乗客の話を紹介します。
画像: 電車で【肩にもたれかかってくる男性客】 → 女性客を襲った『恐怖体験』とは?

肩にもたれかかってくる迷惑な乗客に遭遇

飲み会が思いのほか盛り上がり、予想していたより帰りが遅くなってしまったA子。平日の終電だったため、乗客はまばらで空いている席も多かったのですが、わざわざA子の真隣りに男性の乗客が座りました。A子自身も眠くてたまらなかったのですが、なんとか耐え……。すると、隣に座ってきた乗客が先にウトウトしだし、A子の肩にもたれかかってきたのです。

戻そうと試みるも……失敗!

A子は何度ももたれかかってくる乗客の頭を本来の位置に戻そうと試みましたが、うまくいきませんでした。距離が近すぎて不快に感じたA子は、立ち上がろうとも思いましたが仕方なく我慢していました。

隣の乗客ばかりが気になっていたA子でしたが、目の前の席に座る女性と不自然なほど何度も目が合ったため、女性がなにか言いたそうな雰囲気に感じました。

本当は起きている!? 救ってくれたのは……

不思議に思っていると、前の席に座る女性はA子の肩にもたれかかる乗客を指さし、「起・き・て・る」と口の動きだけで教えてくれたのです。どうやら隣の乗客は実は起きており、わざとA子の肩にもたれかかっていたようでした。

その瞬間、もたれかかってきていた男性客の下心が見えたようでとても気持ちが悪く、恐怖を感じたA子。相手に気づかれないように平静を装い、タイミングよく到着した駅でさっと降りることに。女性のおかげで無事に迷惑な乗客から離れられたものの、降りた駅は最寄り駅ではなかったため、急いでタクシーをつかまえ帰宅したA子でした。

A子には、隣の客が本当に起きていたのか、実は寝ていたのか確信は持てませんでしたが、目の前に座る女性の機転により、ピンチを脱出できたA子。A子の母親と同じ年齢くらいの女性だったそうですが、女性に感謝ですね。ほかにも席が空いているのに、わざわざ隣に座ってくるなんて……。

このとき以降、A子は電車内で肩にもたれかかってくる乗客に遭遇したら、席を移動するようになったそうです。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:ichika.K


コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.