皆さんの周りには、ケチな人・せこい人・ずるい人……そんな人はいませんか?
これは、私が新卒時代に働いていた会社で実際に遭遇した「せこい人」の話です。
画像: <お土産泥棒は誰!?>1人1個までのはずが「最近減り方がおかしい、、、」違和感を抱いていると──!?

休憩スペースにはいつもお菓子がいっぱい

私の職場は店舗ごとに社員が分散しており、各店に約15人の社員とアルバイトスタッフが30名ほどいる大きめの会社でした。
従業員数が多いためよく差し入れをもらったり、旅行や遠出をした際には社員もアルバイトスタッフもお土産を買ってきてくれたりする社風で、いつでも休憩所にはお菓子がありました。
みんなおやつ代わりに食べたりできるので、とても助かっていたのですが、あるときからお菓子が一気になくなる現象が起こるようになったのです。

昨日補充したばかりなのにもうない?

2ヶ月くらい前からでしょうか。
せっかく人数分考慮して買ってきたお土産が半日で無くなったり、遅番のアルバイトスタッフが来る前にすべて無くなっていることが多発するようになったのです。
ちゃんと「1人1個まで」などの注意書きもしてあるにも関わらず。
買ってきた人からすると、みんなのためにと思って買ってきているのに、気分は良くないですよね。
しかし、このような状況がしばらく続いていました。

引き出しの中から見覚えのあるものが……

そんなある日、マネージャーの印鑑を借りようとデスクの中を探していたときです。

「あれ?」

デスクの中に見覚えのあるお菓子が。

「これって確か、〇〇さんが買ってきてくれたお土産……」

マネージャーのデスクの中から、先日スタッフが買ってきてくれたお土産が出てきたのです。
しかも、1個ではなく数個。

まさか、と思って他の引き出しも見てみると、1番下の容量の大きい引き出しがお菓子BOXのようになっており、そこには以前社員やスタッフが買ってきてくれたお土産や差し入れがどっさり。
なんと、お菓子泥棒はまさかのマネージャーだったのです。

せこすぎる!

上司の犯行に、私も他の社員もドン引き。

「スタッフがお腹が空いて食べちゃってたのかと思ってた……」

そんな風に漏らす社員もいました。

それからは、マネージャーが休みの日にお土産を開封するようになりました。
よっぽど好きなお菓子だったのか、何か理由があったのかもしれませんが、それ以降はお菓子がなくなることもなくなりました。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Natsumi.K


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