モラハラ夫に悩まされつつも、相談できる先も頼れる先もなく密かに追い詰められていく人もいます。今回は絶望の淵で思わぬ人物に助けられたエピソードを、元モラハラ被害者の友人に聞きました。
画像: モラ夫「チッ! 早く退院しろよ!」【もう限界です(泣)】病室でも攻撃されていた私に<救世主>が!

超モラハラな夫。もう限界……!

友人のA子は結婚10年目です。子どもはいないため、夫婦2人で暮らしてきました。

付き合っていたころ、A子は夫の頼り甲斐があるところが大好きでした。
「何があってもオレが守ってやるから」が当時の夫の口癖。育ってきた家庭環境が悪く、穏やかな家庭が築きたかったA子は「この人についていこう」と決め、2人は結婚しました。

しかし、結婚した途端に夫は豹変!
「頼り甲斐のある恋人」は「威圧的でモラハラな夫」へと変わってしまったのです……。

それでも10年間、夫のモラハラに耐え続けたA子。
しかし今年の初め、心身ともに限界を迎え、もともとの持病が悪化してついに入院することになってしまいました。

お見舞いに来てもモラハラする夫

入院先で静養するA子でしたが、そんな状況でも夫の態度は変わりませんでした。
むしろ、入院したことで自分に不利益が生じているのが許せないのか、お見舞いに来ても

「働きもしないくせに医療費ばっかり無駄遣いして、よくのんびり寝てられるな!」
「誰が入院費を払ってやってると思ってる」
「次の診察のときに『家に帰ります』って医者に言え」

とモラハラ発言を連発。
しかしA子は憔悴しきっていて、言い返すこともできませんでした。

「この人は私を守ってなんかくれないし、ましてや私のことが心配でもなんでもないんだ……」分かっていたことでしたが、入院してもなお厳しい言葉をかけ続ける夫に、A子は絶望するとともに、「もう、離婚しよう」と決意しました。

「離婚もできないの……?」そんなA子を救ってくれたのは

数日後、お見舞いに来た夫に、A子はついに「離婚してほしい」と告げました。

夫は予想外のことに衝撃を受けつつ、激怒!
「1人でなんて生きていけないくせに偉そうなことを言うな!」「離婚するならオレに慰謝料を払え」とA子に迫りました。

あまりの剣幕にA子が何も言えずにいると……同じ部屋で患者の処置をしていたベテラン看護師が、突然乱入!

「いつもいつもお見舞いのたびに奥さんを追い詰めるようなことばっかり言ってるよね、あなた! なんなら私がモラハラしてたって証言しようか?! 慰謝料とられるのはどっちだと思う?」と一喝!

夫は顔を真っ赤にしていましたが何も言い返せず、すごすごと帰っていったそうです。

自分を幸せにできるのは自分だけ!

看護師は「余計なことしてごめんね。本当は患者のプライベートに踏み込んじゃいけないんだけど……私も離婚経験者だからどうしても見過ごせなくて」とA子に詫びましたが、A子は看護師の言葉で、「絶対に離婚しよう」と意志を固めました。

その後、A子は独身時代の貯金を使って弁護士を雇い、正式に夫と離婚。
もちろん慰謝料も受け取り、今は新しい環境で第二の人生を歩んでいます。

ltnライター:藍沢ゆきの

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