みなさまは、言いたいことをズバッと言えますか? 知人の職場に入ってきたアルバイト女性は、思ったことをストレートに発言するタイプでした。周囲はヒヤヒヤものでしたが、彼女の言葉から意外な展開に発展したのです。
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物怖じしない、新人アルバイト

知人の職場に20代女性のアルバイトA子が入りました。
A子は物怖じしない性格で、言いたいことをズバッと言うタイプでした。
部長から「お茶を淹れて」と頼まれると「飲みたいなら自分で淹れたらどうです?」と言い放ち、先輩には「そのメイクは古い! 今は透け感重視がトレンドですよ」とズバズバと指摘。
直球ストレートをぶん投げてきます。

A子に悪気はないものの、周囲は「オブラートに包んで言ってくれ!」とヒヤヒヤ。
筆者の知人も「少しは言葉を選んでくれよ……」と頭を抱えていました。

香水が強い社員にもド直球ストレート!

A子は、香水が強めの女性社員B美にも「香水きっつい! 鼻、大丈夫ですか?」と、ド直球ストレートの言葉を投げました。
この発言に「言い方ってもんがあるだろう!?」と、周囲はアタフタ。

確かにB美はたっぷりと香水を使用していて、香りがしばらく残るほど。
密室で一緒になるのはキツい、と社員の間でも話題になっていたそうです。
でもB美は常識人で、繊細なタイプ。直接指摘すると傷つけるかも、と周囲は気を使って黙っていました。

B美の様子がおかしい……?

周囲は慌ててフォローに回りましたが、言われたB美は傷ついている様子はなく、思い悩んだ表情をしています。
実はB美も、ここ最近嗅覚がおかしいと感じていたのだとか。
香りが感知できず、香水の量が増えてしまっていたようです。

周囲の社員に「私の香水、きつい?」と確認し、「うん、まぁ……」「最近、ちょっとね……」という反応をされて、自分の鼻に異常があると確信。
病院で受診することにしました。

A子の言葉から意外な展開に

受診の結果、B美の鼻にポリープができていて、嗅覚障害が起きていたことが発覚しました。
すぐに手術をし、嗅覚は無事に改善。
A子の言葉がなければ、気づけないままだったかもしれません。
B美はA子に「正直に言ってくれてありがとう」と感謝を伝えました。

遠慮ゼロの言葉から、思いもよらない展開になるとは!
直球の言葉はトラブルを生みがちだけど、良い結果を生むこともあるんだな、と驚いたエピソードです。

ftnコラムニスト:愉子

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