友人夫婦と子供(5歳)と私夫婦の5人でキャンプをしに山へお出かけした時のお話です。
行きの車の中ダムの横を通った時に、友人の子が「あそこに傘さしてるおじさんいる! 晴れなのに変なのー」と、横に座っていた私に話しかけてきました。
私も見えたので、2人で「なんだろうね」と話していたのですが、「そんな人いないよ?!」と友人が。思わずゾッとした真相とは……!
画像: ftnews.jp
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晴れなのに傘をさしている男性

私たちが見たのは、ダムの制御室? のような人が出入りできる場所に立っている傘をさした男性。
手すりがあり人が入れる場所のようなので、友人の子供に言われるまで不思議には思いませんでした。
言われてみると男性はぼーーっとしているだけで、まったく動きません。

そして、本日は快晴。日傘という可能性もありますが、確かに傘をさす天気ではありません。
私と子供にははっきり見えていたのですが、何度聞いても見えているのは私たちだけ。
じっと見たり、一度視線を逸らしてもう一度見たりしましたが、男性は傘をさしたまま立ち続けています。
そして次の私の夫の一言に、車内は凍りつきました。

そのダムは有名な〇〇スポットだった!

「ここって〇〇ダム? 結構昔に自殺した人が多くて、この辺じゃ有名な心霊スポットだよ」
私の夫は、ホラー映画やホラーゲームが大好き。
私が苦手なので結婚後は控えてもらっていましたが、1人で心霊スポットに行くほどです。
そのため、心霊スポットについては詳しいのですが、一度も幽霊を見たことはないという残念な人。

夫は「いーなー!」と興奮気味でしたが、私と友人夫婦は凍り付きました。

雨の日に亡くなった人の幽霊だった……?

すぐにダムを通り過ぎましたが、車内は凍りついたまま。
子供は意味がよくわからないのか、もう忘れて手元のおもちゃで遊んでいました。

確かに、男性の様子はおかしいものでした。
遠くから見ても分かるほど覇気がなく、傘をさしたまま動きません。
そして子供は霊が見えるとよく言いますが、霊感も何もない私がなぜ見えてしまったのでしょうか。
恐怖が拭えないまま、車はキャンプ場へ。

人生で初めて幽霊らしきものを見てしまい、その日はまったく眠れませんでした。

ftnコラムニスト:うしさん


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