勤めている業種によっては、『家族割り引き』 のような、お得な制度がある会社もあります。しかし、それはあくまで提供する側が決めること。今回は、私の友人Fさんから聞いた、フリマアプリで出品するものを 『友人価格』 にさせようとする、非常識エピソードを紹介します。
画像: ftnews.jp
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大切にしていたものや服を、他の人が買って、譲ることができるのがフリマアプリ

Fさんは、フリマアプリを活用して、サイズアウトした子ども服を販売しています。

フリマアプリを始めたきっかけは、子どものために買った服がサイズアウトしていき、
「もったいない! 誰かに着てもらいたい!!」
と思ったからでした。

フリマアプリで販売している服は、なるべくキレイなものを出品しています。
そのため、
「キレイで安く売ってくれて、本当に助かります!」
という購入者の声が、多数届いていました。

Fさん自身も
「捨てないで、他の人に着てもらえるなら、私も嬉しい」
といいます。

「友人価格で格安にしてよ!(笑)」 → 我慢の限界がきたFさんがとった方法とは……?

ある日、Fさんの子どもが体調不良で、幼稚園を休みました。
体調不良とはいっても、子どもは元気いっぱい。

「暇だし、フリマアプリで出品する服の写真でも撮ろうかな」

そう思ったFさんは、サイズアウトした服を並べ始めました。
子どもが見守ってくれるなか、撮影開始です!

しばらく撮影していると、インターホンの音が鳴り響きました。

訪問者は、ママ友。
Fさんの子どもがお休みだと聞いて、お見舞いにきてくれたのです。

子どもは元気、とはいっても風邪でお休み中。
ママ友にうつすわけにもいかないので、玄関先で対応をしました。

すると、ママ友が部屋のなかに視線をうつし、口を開きました。

「洋服がたくさん並べてあるけど、どうしたの? もしかして、フリマアプリに出すの?」

実はこのママ友は、Fさんがフリマアプリで出品をしていることを知っています。
気に入った服があると、直接購入をしようとして、送料分の値下げを要求してくるのです。

見つかっちゃったか……。

ママ友の言葉に、Fさんは
「そうそう、出品する写真を撮ろうとしてたんだ~」
と答えました。

すると、ママ友が
「じゃあ、あの可愛いワンピースも売る予定ってこと!?」
と声をあげました。

Fさんが頷くと、大興奮状態のママ友はさらに言葉を続けました。

「あれ、また直接で買いたいから、売ってよ!! すごい可愛くて、欲しい!!! 送料がかからないんだし、リピーターなんだし、友人価格で格安にして〜!!(笑)」

その言葉に、Fさんはびっくり。
送料分の値下げだけではなく、友人価格までおねだりするとは……!!
もちろん友人なので値下げ自体は問題ないのですが、遠慮のない値切り発言に、少しモヤっとしました。

Fさんはにこりと笑顔で、スマホの画面をみせました。

「私が使ってるフリマアプリは、これなんだけどね。毎週クーポンが配布されるから、それを使えば安く買えるしポイントも貯まるよ!」
と教えて、フリマアプリからの購入をおすすめしました。

クーポンの存在と、ポイントが貯まることが効いたのでしょうか。
それ以降、ママ友はフリマアプリを使うようになりました。

まとめ

いくら仲が良くても、お互いを思いやりながら、お付き合いをしなければなりません。
親しき仲にも、礼儀は必要です。
友人も悪気があったわけではないと思いますが、相手を尊重する気持ちを、忘れないようにしましょう。

ftnコラムニスト:haru


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