仕事場の上司や先輩の中に、すぐ怒る怖い人がいるという人もいるでしょう。怒られているときは泣き出したい気持ちになってしまいますが、意外な人がその窮地を救ってくれることもあります。そこで今回は知人から聞いた「バイト先で店長に怒られていたら意外な人に救われた話」をご紹介します。
画像: ftnews.jp
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怖い店長

Aさんは喫茶店でバイトをしている大学生です。そんなAさんには、大きな悩みが……。

Aさんが働く喫茶店の店長が、とてつもなく怖い人だったのです。

店長は少しでもミスをすれば怒鳴り、数十分も説教を続けるような人でした。そのためAさんは、いつも怯えながら仕事をしていたのです。

ミスをしてしまい……

そんなある日、Aさんはミスをしてしまいます。お客さんのもとにコーヒーを運ぼうとしたとき、スプーンを床に落としてしまったのです。

Aさんはスプーンをすぐに新しい物に取り換え、お客さんにコーヒーを届けます。

しかしその様子を見ていた店長は鬼の形相。そしてお客さんが見ている中で、説教が始まったのです。

お客さんからのまさかの言葉

「お前はまともにコーヒーも運べないのか!」

「そんなんで給料もらって恥ずかしくないのか!」

そう怒号をあげる店長にひたすら謝るAさん。しかし店長の怒りは収まりません。むしろどんどんヒートアップしていき、その怒号は店中に響き渡ります。

と、そこで「あなたね……」と1人の女性が声をかけてきます。50代程度に見える、品の良さそうな女性。いつも喫茶店に来てくれている常連客です。

そしてその女性は、まさかの言葉を店長に向かって言いました。

「もういいでしょ。この子はいつも頑張ってるじゃない。それに客前でそんな怒鳴り声をあげるあなたのほうが不愉快なのよ」

店長の対応は?

まさかの言葉を言われた店長。常連客からの言葉ということもあり、何も反論できず、一気に黙り込んでしまいました。

すると「そうだ! あんたいつもうるさいんだよ!」とまた声が……。それは別の常連客からでした。

店長はすぐに「申し訳ございませんでした。以後、気をつけます」と頭を下げました。

その後、店長は急に意気消沈。そんなことがあってからはAさんに怒鳴ることもなくなり、バイト先がかなり平和になったとのこと。

Aさんは常連のお客さんたちに感謝し、今でもバイトを続けているそうです。

店長は指導のつもりだったのでしょうが、お客さんの前で怒号をあげるというのは、さすがにやり過ぎかもしれませんね。お客さんの言葉に救われた出来事でした。

ltnコラムニスト:ふくろうクジラ


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