人は見た目によらないとは言いますが、やっぱり咄嗟に見た目で判断してしまう場面って結構ありますよね。今回はそんな自分が恥ずかしくなったエピソードを筆者の友人が話してくれました。

混みあうスーパーで見かけたおばあさん

ある日曜日のこと。友人のA子は車で隣町のスーパーマーケットに買い物に出掛けました。
週末ということもあり、店内は家族連れで大混雑! そんな中、足が不自由なのか杖をついて不安定な足取りで歩くおばあさんを見かけました。
「こんなに混んでるのに大丈夫かな……」A子は心配になりましたが、自分も大荷物を抱えていたこともあり手助けしてあげることができなかったそうです。

気になって目で追っていると……

なんとか買い物を終え、屋上に停めた車に荷物を積み込んだA子。
出発前に一息ついていると、またあのおばあさんを見かけました。重い荷物を持てないからか、車までカートを押していっています。そして車の中にはおばあさんよりさらに高齢のおじいさんが。

車に荷物を積み終えたおばあさんは、また足を引きずりながらカートをスーパーの入口まで戻そうとし始めました。「手伝ってあげないと……!」と思ったA子が車を出て駆け寄ろうとすると……

ちょっと! 何する気?!

A子よりも先に、おばあさんのところへ派手な格好の男性が走っていってしまったのでA子はびっくり!

金髪のボサボサ頭にド派手なシャツという、明らかに「ガラが悪そう」な男性は、おばあさんに何か話しかけているようです。「もしかして詐欺?! 恐喝?!」と焦ったA子が近付こうとすると、その若者がおばあさんに「カート戻してきてあげるから、おばあちゃんはもう行っていいよ」と声をかけているのが聞こえました。

見た目で判断してしまった自分に反省

そう、若者はおばあさんのカートを戻してきてあげるくらい親切な人だったのに、A子は見た目だけで判断して詐欺や恐喝を疑ってしまったのです。
知らず知らずのうちに人の中身まで決め付けていた自分がA子は恥ずかしくなり、「人を見た目で判断しちゃダメだな……」と改めて思ったんだとか。
もちろん危機管理は大切ですが、人のことをよく知らずに決め付けてしまわないように気をつけたいですね。

ftnコラムニスト:藍沢ゆきの


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