大好きな彼氏に振られてしまえば、この世の終わりというような気分になってしまいますよね。しかし、捨てる神あれば拾う神ありとはよく言ったもので……。そこで今回は知人から聞いた「道端で号泣してたら知らないお姉さんに声をかけられた話」をご紹介します。
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彼氏に振られ……

「好きな人ができたから、別れて欲しい……」

Aさんはつい先ほど、そんなことを彼氏に言われ振られてしまいました。

彼氏とは3年付き合っていたこともあり、Aさんは当然のように「このまま結婚するんだろうなぁ」と思っていました。

だからこそ突然の彼氏の裏切り、そして別れに、Aさんは大きなショックを受けたのです。

道端で号泣

夜道を泣きながら歩くAさん。通行人はギョッとしてAさんを見ますが、それを気にする余裕はありませんでした。

そしてAさんはあまりの悲しさに、歩くことさえ難しくなりました。

「なんで……なんで……」

そうつぶやきながら、道端にうずくまります。そして人目も気にせず、大きな声で号泣し始めたのです。

声をかけられ

「ねぇ、大丈夫?」

10分ほど道端で号泣していたAさんは、そう声をかけられました。見上げるとそこには1人のお姉さんが……。

「何かあったの?」そんな優しい言葉をかけられ、Aさんは思わず、あったことを全て話してしまいます。とにかく誰でもいいから、話したかったのです。

「そっか……辛かったね」

全ての話を聞き終えると、お姉さんは優しくこう言いました。そして突然、まさかの言葉を発してきます。

「よしっ! 飲みに行こう!」

まさかの誘い

飲みに誘われ、さすがに悪いと思ったAさんでしたが、お姉さんは「いいからいいから」とAさんの手を引きます。そしてそのまま飲みに行くことに……。

お酒が入ると、Aさんの悲しみは止まらなくなりました。泣きながら話し続け、お姉さんは「うんうん」と話を聞いてくれます。

2軒目に行くと、今度は彼氏の悪口をお姉さんに言い続けました。

3軒目では、お姉さんから「絶対もっと良い彼氏が見つかる!」と励ましの言葉を……。

そして気付けばAさんの心はスッキリ。さらにこれまでの飲み代を全部お姉さんに払ってもらっていました。

赤の他人のためにここまでのことをしてくれる人がいるなんて……。Aさんは素敵なお姉さんとの出会いに感謝し、「ありがとうございました」と何度も頭を下げたそうです。

その後、Aさんはなんとか立ち直り、新しい彼氏もできたとのこと。そしてあのお姉さんとは、今でも仲良しなのだそうです。

見ず知らずの他人を飲みに連れていってあげるなんて、素敵なお姉さんですよね。もしかしたらお姉さんも、過去に同じような経験があったのかもしれません。

ltnコラムニスト:ふくろうクジラ


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