お下がりって、あげるほうも「こんなのいらないって思われないかな……」と考えるので、喜んでもらえたら嬉しいもの。でも、「またお願い! あ、いま着てるこの服いいね」なんて言われたら、複雑な気持ちになりますよね。お下がりって難しいなと思った体験です。
画像: ftnews.jp
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いとこ同士仲良くしてほしいな……

うちの娘と夫の妹の娘は1歳違い。うちの娘が2歳、義妹の娘が1歳です。私は出産時の出血がひどかったことから、子どもは1人と決めていたので、年の近いいとこの存在はとても嬉しいものでした。

近所に住んでいることもあり、お互いの家をよく行き来する中で、私と義妹もいい付き合いができていました。

服好きの母が娘にあれこれ買ってくれるブランド服

私の母は昔から服が好きで、こだわりのある人でした。今度は娘の服選びに火がついたらしく、いろいろな服を娘に買ってきてくれるように。

ときには、わが家では手が届かないような高価なブランドの服も……。ありがたく大事に着せていました。

小さくなった服は、お気に入りは何点か思い出として取っておきましたが、きれいなものは義妹にお下がりとして譲ることもありました。

義妹はとても喜んでくれたし、姪っ子に着てもらえるのは私も嬉しかったのですが……。

あれ? なんだかモヤモヤ……

義妹はうちの娘が着ている服を見ると、「あ、これもかわいいね~。この前遊びに来たときの服もかわいかったけど、これもうちの子に着せるのが楽しみだな~」というような発言をするように……。

娘が着ている服を、「お下がりの予約」をするようになったのです……!

最初は私から「もらってくれると嬉しいな」と渡し始めたお下がりだし、実際に小さくなった服も行き場がないので、もらってくれるのはありがたいのです。でも、手元に残しておきたい服もあり、なんだかモヤモヤした気持ちを感じるようになっていました。

お下がりって難しい……

そんなふうに悩んでいたころ、私の妹が女の子を出産したのです。女の子の服は、妹の子どもにお下がりとして渡す……という流れができたのでした。

もともとお下がりとしていた服は、うちの母が買ったものがほとんどなので、さすがに義妹も堂々と「これが欲しいな♪」とは言いづらくなったようです。

とはいえ、義妹にまったくお下がりを渡さなくなったわけではありません。お下がりって、こちらから渡す分には「着てくれてありがたいな」と思うのに、「これもお願いね」といわれると、なんだか複雑な気持ちになる難しいものだな~と考えさせられました。

ftnコラムニスト:うみのるな


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