実の娘からきょうだいのように思われていることを喜んでいたら、まさかの本気できょうだいだと思われていた!? なんてことが、あるのです。そんな新米パパAくんの不思議な実体験をご紹介します。
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突然パパになったAくん

会社の元同期Aくんと久しぶりに会うと、彼は5年前に授かり婚をして、4歳になる娘を持つパパになっていました。子供が生まれる前に妻から「子どもとは友達のような関係を築いていくのが夢だったの。だから、あなたのことも名前で呼ばせるようにしたいの。」と言われたのです。なかなか珍しい話だな? と思いつつも、(子供と友達っぽい感じになるのも、良い親子関係かもしれない・・・!)とAくんは考えを固め、娘には名前呼びをさせることに決めました。

5歳のお誕生日に聞かされた「パパと暮らしたい・・・」

そして娘の5歳の誕生日の時に、真実を知ってしまったのです。平日の夜にお誕生日会をしたAくんは、食事の後になんだか寂しそうにする娘が気になって声をかけました。すると、「どうして私はパパと一緒に暮らせないんだろう。」と呟く娘。Aくんが「え? 俺といつも一緒じゃん♪」というと、「Aくんは私のお兄ちゃんでしょ? パパにはたまにしか会えないし、ママはお家でパパの話はしちゃダメって言うし・・・」と言ったのです。最初は何を言っているのか分からなかったけど、振り返ると妻がこちらの会話を聞いていたようで、「はぁ、もう隠せないか。」と。

知らされた真実は、予想の斜め上すぎた

実は、妻はAくんと結婚する前から二股をしていて、授かったのは浮気相手との間に出来た子だったのです。でも、お腹の子の父親は職が安定せずフラフラしている状態だったので、不安に思った妻はAくんとの子だと偽って入籍し、結婚生活を送り、娘にとっての本当のパパには月2回会わせていたのでした。

その事実を娘の5歳の誕生日に聞かされたAくんは、放心状態で家を出ていきました。

家を出て行くも、行くあてがなかったAくんは自宅に戻ってきました。そして、娘の誕生日を兄として祝福し、「お兄ちゃん、家を出て一人暮らしするよ。そしたらパパと一緒に住めるから。」と告げ、離婚届を握り締めて家を去りました。

ftnコラムニスト:南さおり


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