父親の不倫を小学生が目撃してしまったとしても、正直その意味を理解できないですよね。しかし理解できないが故に、とんでもないトラブルを引き起こしてしまうこともあります。そこで今回は知人から聞いた「父親の不倫を目撃した小学生の話」をご紹介します。
画像: ftnews.jp
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父親の不倫を目撃

小学生のAさんは、ある日、父親のまさかの姿を目にしてしまいました。父親が寝室で知らない女性と2人で、生まれたままの姿で抱き合っていたのです。

「あっ! 」と声をあげる父親。まじまじと2人の姿を見つめていたAさんは、父親に見つかってしまいました。

「何してるのー? 」と無邪気に尋ねたAさん。すると父親は戸惑いながら「マッサージをしてあげてたんだよ」と言ってきました。

素直に理解した結果

「なんだマッサージか」と素直に信じたAさん。小学生ということもあり、それが不倫であり、ダメな行為であることを理解できなかったのです。

そしてそれから数ヶ月経った頃、Aさんは授業参観の日に読まなければならない、父親をテーマにした作文を書いていました。

何を書こうか悩んでいたのですが、そこであることを思い出します。父親が知らない女性にマッサージをしていた、あの日のことを書くことに決めたのです。

参観日当日

参観日当日。Aさんが作文を発表する番となり、両親2人や他の保護者が見守る中、Aさんは堂々と読み上げます。

「この前お父さんが、知らない女の人と抱き合ってました」

ざわざわする教室。

「服を着てなかったから、なんでかなって思ったら、マッサージをしていたって言ってました」

両手で顔を覆う父親。そんな父親を睨みつける母親。狼狽える保護者たち。

「マッサージをしてあげるなんて、お父さんはとても優しくて、すごいと思いました」

そう締めくくり、Aさんは作文の発表を終えたのです。

家に帰ると

その日の夜、両親が激しく言い争う声を、Aさんは耳にしました。喧嘩をしているようです。

それから数週間も経たないうちに、Aさんは母親に連れられ、家を出て行くことになりました。そしてそのまま両親は離婚することになり、今Aさんは訳もわからないまま、母親と2人で暮らしています。

子供なら不倫している現場を見ても、それが悪いことだとわからないですよね。子供が様々なことを理解できる年齢になったとき、作文を読んだことで両親を離婚させたことを後悔しないと良いのですが……。

ftnコラムニスト:ふくろうクジラ

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