イケないことをしているという罪悪感で余計に脳内のホルモンが活性化するのか、不倫をしている時は普段よりずっと活動的になるという人がいます。
今回は不倫相手と旦那さんとの2重生活をパワフルにこなしていた私の友人、Kさんのお話です。
画像: ftnews.jp
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夜勤の男性との出会い

Kさんは結婚15年目の主婦。子どもが小学校に上がり、クラブ活動で帰りが遅くなることも多くなったので、日中にひとりで過ごす時間が増えてしまいました。

暇を持て余したKさんは、「いい暇つぶしになるよ」と友人に勧められて、マッチングアプリを始めたのでした。そのアプリで出会ったのが、工場勤務をしているひとりの男性でした。

その男性は週ごとに日勤と夜勤が入れ替わり、夜勤の週は日中暇にしているので主婦には都合の良い話し相手。最初はお互い暇つぶしのつもりでした。

しかし連絡を取り合ううちに惹かれ合い、1回会ったが最後、あっという間に不倫関係になってしまったのです。

二重生活の始まり

Kさんと彼が会えるのは、彼が夜勤の週の平日。Kさんは朝に子どもと旦那さんに朝ごはんを食べさせて送り出し、その後手早く片づけを済ませて車で彼の部屋へ。

そこで彼と一緒に昼ごはんを食べてイチャイチャタイム。それから彼の部屋で晩ごはんを自宅の分まで作り、まず彼に食べさせて夜勤に送り出す。

そして出来上がったおかずを持って夕方には帰宅し、子どもと旦那さんを待つという慌ただしい二重生活を週替わりで繰り返していました。

旦那の疑念

忙しくも楽しい二重生活を満喫していたKさん。ある日彼の部屋で一緒にお昼寝をしていると、突然スマホに旦那さんからの着信がありました。

「あなた? どうしたの? 」
慌てて電話に出ると、旦那さんは静かに言いました。
『今どこにいる? 今忘れ物を取りに帰ってきてるんだ』
「あら、そうなの…… 今は買い物に出てるわ」
『へえ、外なのに随分静かなんだな……帰ったら話がある』
旦那さんの重々しい口調に、バレたかも、と感じたKさん。とりあえずその日は慌てて自宅に戻りました。

案の定、帰宅した旦那さんに問い詰められることに。実は旦那さんは客先を回ることの多い営業マン。移動しているとき、Kさんの車が見知らぬアパートの駐車場に停まっているのを何回も見ていたのだそうです。さらに、停まっている週と停まっていない週があるのも把握済みでした。

「たいしたもんだよ、お前は……」
二重生活の詳細を聞き出した旦那さんは呆れかえっていましたが、今回だけという条件付きで離婚は免れたKさん。今はもちろん彼とも別れ、マッチングアプリもやめて、空いた時間はパートに出たり、丁寧に家事をしたりと家族のために使っているとのことです。

ftnコラムニスト:緑子

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