家作りは家族にとって一生に一度の大イベントですよね。どんな家にするか相談しながら理想の家に近づけていくのはワクワクするものです。しかし、そこに厚かましく便乗するつもり満々の親族がいたら……? 今回はそんなエピソードを筆者の友人に聞きました。
画像: ftnews.jp
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念願の家作りがスタート!

友人のA子は念願だったマイホームを建てることになりました。
子どもが3人いるA子夫妻が家作りで最も大切にしたいと思ったのは、何よりも子どもたちが楽しく健やかに過ごせる家であるということ。
そのため、家の中にボルダリングができる壁を造ったり、リビングの天井からハンモックを吊るしたりと、遊び心満載の家にしようと張り切っていました。

とことん子どものための家にして、いずれ子どもが自立したら老後は家を売って駅前の便利なマンションにでも夫婦で引っ越そうかと考えていたのです。

思わぬ邪魔者が

しかし、そこに水を差してきたのがA子の姑です!
もともとA子たちが家を建てる土地は姑から買ったものでした。もちろん土地代を支払って正式に購入しているので姑にあれこれ言われる筋合いはないのですが、姑はそうは思っていなかったようで、「和室がない家なんて信じられない! 私が泊まる時はどうするの? 」「ここの段差は年寄りには危ないからなんとかして」「トイレにも風呂にも手すりをつけてくれないと危ない」とうるさく口出ししてきました。

いやいや、なんで住む気満々なの?!

さすがに見かねたA子の夫が「母さんが住む家じゃないんだから別にいいだろ」と突っ込むと、「いずれは私も住む家でしょ! なんのために土地を売ってやったと思ってんの」と言い出す始末。
A子も夫も開いた口が塞がりませんでした……。

「これ、良かったらどうぞ♡ 」

そこでA子は、ある物を集めてきて姑に渡すことにしました。それは、介護施設やグループホームのパンフレットです。
「お義母さんにはこういうところのほうが向いてるんじゃないですか~? 」と言い放ったA子に対して、姑はもちろん激怒。

しかしA子に「じゃあこの土地、お返しするんでお金も返してもらえます? 私たちは別にほかの土地でも良かったけど、お義母さんが現金にしたいって言うから買ったんですよ? こんな田舎の土地、なかなか売れないと思いますけどいいんですか? 」と重ねて言われ、やっと大人しくなったそうです。

まとめ

いくら息子でも結婚すれば別世帯。いつまでも自分がそばにいて当然と思っていると足元をすくわれかねません! 本人の幸せな老後のためにも謙虚に過ごしてもらいたいですね。

ftnコラムニスト:藍沢ゆきの


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