「結婚を機に退職するか、仕事を続けるか」これは女性にとって、大きな決断の一つです。今回は、自分の選択を後悔した、知人Aさんの考えさせられるエピソードをご紹介します。
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私って勝ち組?

Aさんは進学校の高校に通っていましたが、受験に失敗。周りが4年制大学に進学していく中、家庭の事情もあり、地元の短大に進学しました。

それから2年経ち、卒業と同時に一般企業に事務として就職。そこで出会った先輩社員と、3年で社内結婚することになりました。

就職したての友人たちは彼女の結婚を羨ましがり、Aさんも「自分は勝ち組だ」と思い込んでいました。しかし、実際はそんなに甘くなかったのです。

孤独に押しつぶされた

「憧れの専業主婦になれる」よくも考えず、寿退社したAさん。最初は楽しかった新婚生活でしたが、子供ができてから生活は一変します。

初めての育児で疲弊する中、夫も残業が多くなり毎日ワンオペ。「どうして私だけがこんな目に……」と思う日々でした。

まだ若かったため、相談できる人も周りにおらず、ただただ孤独だったAさん。「せめて友達に一人でもママがいれば……」そう感じざるをえませんでした。

友人達が輝いて見える

対して、大卒の友人たちは大手企業に就職。自分の稼いだお金で、旅行や買い物などを満喫していました。もちろん彼女たちも、仕事は大変だったでしょう。

ただ、専業主婦で育児ノイローゼだったAさんからすれば、羨ましくてたまりませんでした。当時は自分のためにお金を使うことも、罪悪感でいっぱいだったからです。

「仕事を続けて保育園に預けていたら、もっと子供をかわいいと思えた?」

「そもそも、結婚を焦りすぎた?」

ただただ自問自答を繰り返す日々でした。

あれから7年経ち、Aさんの子供も小学生に。育児ノイローゼは落ち着きましたが、「仕事を続けていたら、色々楽しめたかな」と今でも後悔しているAさん。隣の芝生が青く見えるというのは、まさにこのことですね。

ftnコラムニスト:はぴまる

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