訳ありカップルが多いのが高級旅館。中高年の男性と若い女性はあるあるですが、たまに逆バージョンもあります。
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色んなお客様がいらっしゃいます

以前勤務していた高級旅館での話です。

1泊10万近く、有名人もたまにいらっしゃるお宿。
部屋は全て離れ。海が見渡せる露天風呂がウリでした。

お客様に多いのが不倫カップル。
その為、お客様を呼ぶ時「男性様、女性様」と言う呼び方に統一していました。

男が年上は多いけれど

不倫でも同い年くらいの場合は違和感はありません。
でも、多いのは父娘にしか見えないパターン。「感じの良い親子だね」と同僚に言うと「何言ってるの、不倫カップルだよ」と言われる事もしばしば。

でも、男が年上は多いのですっかり慣れっこでしたが……。

お母さんにしか見えない

ある時、20代前半の男性とお母さんと思しき女性が宿泊。女性はどう見ても50代でした。
でも宿泊簿に記入された名字が違うので、皆「あれ? 」と首を傾げていました。

夕食の間、甲斐甲斐しく男性の世話を焼く女性。男性の方は黙々と食べるだけ。

食後、女性は部屋に帰り、男性は喫煙所で煙草をふかしていました。
そして通りかかったスタッフに一言。
「月30万で付き合ってるけどキツイ」
スタッフは返答がしようがなくて困ったそうです。

個人の自由だとは思いますが

翌朝、女性が高額の支払いを済ませ、2人は腕を組んで帰って行きました。
「ありがとうございました」と頭を下げながら、複雑な気分で見送ったスタッフ一同。
若い女性スタッフが「楽しいのかしら」と呟いたのが印象的でした。

どんな付き合い方をしようが、他人に迷惑をかけなければ自由だとは思います。
でも、心のない人をお金で買っても虚しいだけ、と思うのは筆者だけでしょうか。

ftnコラムニスト:kanonmaru


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